秋から冬にかけて、空気が乾燥して空がキレイに見える季節です。
ということは月!!
ちなみに公開した今日(2014/9/9)はスーパームーンで、月がめっちゃでかく見える日なのです。 世界中で話題!光輝く満月スーパームーンが2014年9月9日に見れる!! - NAVER まとめ
月の撮り方は押さえておかないとですね!
望遠はあれば嬉しい 望遠レンズは欲しいところ。 やっぱり大きく撮るなら望遠レンズです。
EOS Kissシリーズのダブルズームレンズキットであれば、55-250mmのズームレンズが付属しているので問題なさそう。
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS Kiss X5 ダブルズームキット EF-S18-55mm/EF-S55-250mm付属 KISSX5-WKIT
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ちなみにKiss X5ではここでもチョイスしました。 初めてデジタル一眼レフを買う人のための「デジイチ」ランキング|All About(オールアバウト)
広角レンズではやはり月は小さくなっちゃいますので。。。 といいつつ今回撮ったのは24-105mmですが。
露出の設定をしよう ISOやシャッタースピード、F値の設定をしていきます。
設定内容についてはコチラをご参照くださいね。 カメラ超初心者に贈る!(1)「絞り」、「シャッタースピード」とは何か? | TRAVELING カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何? | TRAVELING
明るすぎたりすると「ただの白い丸」になっちゃうので注意! ISO100、シャッタースピード1/200、F値9.0ぐらいがいい感じ。(満月の場合) ここをまず基準にして調整していくといいです。
こんな感じに撮れます。クレーターもくっきり!
トリミングをしよう 望遠レンズがあっても、もうちょっと迫力が欲しいってなるかもしれません。
例えばこれ、105mm。 ちっさ。
トリミングすると、まだ見れるようになりますね。 ズームレンズでは足りないときはトリミングしましょう。 やりすぎたら劣化しますので、ほどほどに。。
スポット測光にしましょう カメラは、景色を見て自動的に明るさを決めます。 明るい場所だったら暗めに撮るし、逆もしかり。 そのために「露出」を決めることが出来るようになってます。
カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何? | TRAVELING
「スポット測光」にすると、焦点を合わせたところのみの光を判別してくれるので、明るすぎたり暗くなりすぎたりすることがありません!
自分らしさを出す 青い月。ホワイトバランスを変えてみました。 色々と工夫してみると自分オリジナルの月が出来るかもしれませんね!
おあとがよろしいようで。
撮影に使用しました! Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc
写真を撮るぞ!とスポットに着いてズンズン進む… いい景色だー!と言いながら撮りながらズンズン進む… 終わり!
にしてしまうとすごくもったいないです。
そう、景色は前だけじゃない! っていうお話です。
以前紹介したことがありますが、ホワイトバランス(色温度)の設定を誤るととんでもない色になることがあります。
リンク:カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何? | TRAVELING
色温度によって設定をあわせないと、赤っぽい写真や青っぽい写真になります。 例えば蛍光灯の下で写真を撮ると青っぽくなりますよね。その色温度にあった設定にしてあげると、蛍光灯の下でも綺麗な白色に写真を撮ることが出来ますよね。
以前紹介したのは「青」や「赤」の色を考えましたが、今回ご紹介するのは「緑」や「マゼンタ」方向、いわゆる「色かぶり」したへの色の考え方です。
見た目に近づかせる 写真を撮ったときによくあるのが、「あれ、こんな色と違うくね?」とか「被写体暗すぎィ!?」とか、ピントがしっかり合っているのにも関わらず起こってしまう**「もったいない」やつ**です。
今回は「あれ、こんな色と違うくね?」の対策です。 これはAll Aboutでも(半分ぐらい)記事にしてます。
リンク:初夏を感じる「新緑」。力強く撮影するコツとは? [写真撮影] All About
ここで紹介しているのはいわゆる「緑」方向へ色を振っています。
[caption id=“attachment_11729” align=“alignnone” width=“620”] そのまま撮影した写真[/caption]
[caption id=“attachment_11730” align=“alignnone” width=“620”] ホワイトバランスを蛍光灯+補正を緑へ[/caption]
こんな感じ。印象が違いますよね。下の写真がより「夏の新緑」な写真ですね。 (Lightroomで現像しています)
ホワイトバランスを自動に設定していると、カメラが自動で決定してくれます。 これはいいことでもありますが、「自分がイメージしている写真」と違う色になってしまうこともあるっていうこと。
ということで、違いを見ていきましょう。
[caption id=“attachment_11740” align=“alignnone” width=“620”] ジャンクション[/caption]
[caption id=“attachment_11738” align=“alignnone” width=“620”] ホワイトバランスを「蛍光灯」に[/caption]
[caption id=“attachment_11739” align=“alignnone” width=“620”] マゼンタを加える[/caption]
どうでしょう?最初はそのまま撮影したのですが、ホワイトバランスで青っぽく、更にマゼンタを加えることで「紫」っぽくなり、なんかちょっと妖艶で大人な夜を演出。
[caption id=“attachment_11736” align=“alignnone” width=“620”] 桜[/caption]
[caption id=“attachment_11734” align=“alignnone” width=“620”] ホワイトバランスを「曇り」に[/caption]
[caption id=“attachment_11735” align=“alignnone” width=“620”] マゼンタを加える[/caption]
夕暮れ時に撮りました。より夕暮れっぽさを出す為にホワイトバランスを曇りにして赤(オレンジ)にして、マゼンタでもっと夕暮れっぽさを出しました。
[caption id=“attachment_11733” align=“alignnone” width=“400”] 帰り道[/caption]
[caption id=“attachment_11732” align=“alignnone” width=“400”] 明るさプラス、ホワイトバランス「曇り」、緑をプラス[/caption]
そろそろ桜の開花宣言が出始めましたね!桜撮りたい!!
TRAVELINGのFacebookページではお知らせしましたが、 このたび国土交通省の観光庁が行っている「ビジットジャパン事業」、すなわち「外国人旅行者へ日本へ旅行しにこようぜ!」という日本のいいところを紹介する事業があるのですが、 その中で中国人向けのサイトにて「桜をキレイに撮る方法」という記事を執筆しました。 (訪日旅行促進事業(ビジット・ジャパン事業) | 国際観光 | 施策 | 観光庁)
公開されている記事はコチラ。 将日本的樱花拍出美感的方法|樱花季 |我的日本自由行|日本国家旅游局 @sayobsくんは中国語勉強してるみたいなので、是非この記事を読んでみてくださいね。
上記のリンクはもちろん中国語ですので、その元となった文章をコチラに書きたいと思います!
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日本の四季折々を堪能する上で外すことが出来ないのが春の「桜」です。
もうすぐ日本は桜が咲く春が訪れます。 せっかく日本に来たのだから、この日本独特の「桜」を写真に残したい方はたくさんいらっしゃると思います。
日本には「桜の名所」と呼ばれるところがたくさんあります。 代表的な名所に東京の「上野公園」です。
※上野公園の桜の写真は撮ったことがないので、実際の記事はご用意して頂きました※
桜は見るだけではなく、「花見」といって、上野公園を始めとした桜の名所で「花を見ながらお酒を飲む」という習慣があります。 写真を撮る上のマナーとして気をつけないといけないのは、こうした花見を楽しんでいる人の邪魔をしないということです。
桜はもちろん個人のものではありませんから、例えばみんなが花を見て楽しんでいるときに さも個人の持ち物のように、邪魔をするように目の前に撮って写真を撮られてしまうと楽しい気分を害してしまいます。
そんなマナーにも気をつけながら、でも日本の桜を綺麗に写したい!というあなたに、 日本の桜を綺麗に撮影する方法を4つ、ご紹介したいと思います。
1.桜に特徴をプラスする 桜の名所で代表的なところは先ほどもご紹介した東京の「上野公園」ですね。
桜を写すのはもちろんですが、それだけではどこに行ったのかがわかりません。 そこで、その土地にある「特徴的」なものをプラスして撮影してみると土地の色が見えるようになります。
例えばこの写真。
ここは兵庫県にある「夙川」という桜の名所です。 この写真を見て頂くとわかるように、特徴は「夙川」という川。
夙川と両サイドの桜を捉えることで、「ここは夙川で撮ったんだ!」ということがわかりますね。
兵庫県「夙川」で桜を撮ろう! | TRAVELING
例えばこんな写真もありでしょう。
ここは大阪にある「万博記念公園」です。 万博記念公園は1970年に行われた日本万国博覧会(EXPO70)を記念して跡地に建てられた公園です。 公園の特徴は何と言っても「太陽の塔」です。
この太陽の塔に桜をプラスして撮ることで、後で見返したときに思い出がすっとよみがえることでしょう。
大阪・北摂で夕日を望むなら「万博記念公園」もいいぞ! | TRAVELING
2.露出補正はプラスにして撮影する 桜を撮るときに気をつけてほしいのが、「露出補正はプラスにする」ということ。 桜をそのまま捉えて撮影してしまうと、桜は明るいですからカメラは桜の明るさを基準にしてしまって全体を暗く撮影してしまいます。
写真で比べてみます。 まずは設定をそのままにして撮影した桜の写真です。
そして、これが同じ写真の露出補正をプラスにした写真です。
この2枚を比べてみると、2枚目の写真の方が明るく、桜らしい写真になりました。 いきいきとして咲いた花ですから、明るく元気なイメージの写真を撮りたいものです。
3.背景を考えて撮影する 桜を撮るときには背景を考えて撮影してみると、桜がグッと目立つ写真が撮れるようになります。 桜は白やピンクといった淡い色をしていますので、背景が同じような色だと、桜が目立たなくなってしまいます。
背景が桜だった場合はこんな写真になることが多いです。
手前の桜を捉えていますが、後ろの背景も同じ桜なので、少しわかりずらい写真になってしまいました。
では、背景を変えて撮影してみます。
これは、空を背景として捉えた場合の写真です。 空の「青」と桜の「ピンク」色が違うことで、桜がはっきりと主役であるとわかる1枚になりました。
このような背景でもOKでしょう。 これは後ろの木々の葉っぱを背景としています。緑とピンクの対比で、桜が目立っています。
4.望遠レンズやマクロレンズで撮ってみる 桜が咲くシーズンはどこも人がいっぱいです。 広角レンズで桜を撮影しようとすると、どうしても人が入ってしまうことが多いので、広角レンズの場合は上を見上げて撮ることが多くなってしまいます。
冒頭にもお話したように、写真を撮影するマナーとして花見をしている人の邪魔をしないということをご紹介しました。 でも、広角レンズなら桜を近くで撮ることができません。そんなときにオススメしたいレンズの紹介です。
この季節は梅です。 雪の季節が終わり、桜の季節が訪れるまでのわずかなタイミング。
そんな梅ってどうやって撮影するのがいいのでしょう?
撮れるタイミングが限られているのだから、ミスショットは連発したくないですよね。 そんな為に、「梅をうまいこと撮る方法」を押さえておきましょう!
散り際じゃねぇか!!というツッコミはなしでお願いします。
何はともあれ露出は明るめに 梅など花全般にいえますが、露出は明るめにするのがいいでしょう。 露出を明るめにするってことは、写真全体を明るめに撮影するってことです。
露出についてはコチラをご覧ください。 カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何? | TRAVELING
例を見てみます。
これは、普通に撮った写真とその写真から露出だけ明るくして現像した写真です。
まずは普通に撮った写真。 [caption id=“attachment_9882” align=“alignnone” width=“620”] 明るさはそのまま[/caption]
次に明るくした写真です。 [caption id=“attachment_9881” align=“alignnone” width=“620”] 露出をプラスに[/caption]
少し梅が華やかになった印象を持ちませんか? この写真自体、ちょっと寂しげをイメージして撮影していますが、それでも明るくすることによって華やかさが出て、透明感がある写真に仕上がりました。
とにかくアップする 梅の撮影でやりたくなるのは「梅を主役にする」ってこと。 それであれば、もう画面いっぱいに梅を撮ってしまえばいいのです。
マクロレンズがあればなおよしですね。
実はマクロレンズってすごく難しくて、「寄れすぎてしまう」ので、どこにピントを合わせたらいいのかわからなくなっちゃいます。
それでもとりあえず撮ってみるとかなりの存在感がある写真が撮れますよ。
「マクロレンズないから無理や…」そんなことはありません。
こんな方法もありますよ。
ちなみにこれはマクロレンズじゃないですが、存在感がありますよね? それは、「こいつを主役にする」という明確なイメージがあるからです。 ここに他の梅があればこのような写真になりません。
枝に1つの梅だけっていうことはあるかと思いますが、その梅を使いました。 最大限寄って絞りを解放すれば、後ろの背景はボケてくれ、まるでそこに梅が1つだけのような写真になります。
周りの景色を考える 3つ目はこれです。
主役とする梅の周りの景色を見てみましょう。 背景は空?木?色々あると思います。背景との対比があればあるほど主役は引き立ちます。
こんな感じ。ピンクの梅を主役に。手前の白い梅はボケさしてます。(前ボケってやつ) ちょっと周りの景色がうるさい気もしますね。
これはもはや梅じゃないんですけど、こういうこと。 周りの緑と相まって花の白が際立ちます。
このように、周りの景色を考えて撮影してみるといい写真が撮れるでしょう。 梅を撮影したときは曇り空で、やりたかった「青い空バックに梅」が出来なかった…orz
桜にも応用できますね 今までご紹介した方法は、桜にももちろん応用が効きます。
こんな方法で梅を撮影してみてはいかがでしょうか。
おあとがよろしいようで。
2014年の2月、都心で珍しく雪が積もりましたね。関西では夜に降って朝にはちょっとだけ…という積もり具合でした。
普段雪を見ない人にとってはテンションが上がった日でしょう。
ただ、普段雪を見ないだけに「撮りたい」という思いは強くとも、いざ雪が積もったときどうやって撮ったらいいかわからないですよね。
今回大阪の北側の山奥、能勢町にある「妙見山」に行ってきました。
そこではもうすでに雪は降っておらず解けかかっていたのですが、どうやって雪を撮ればいいのだろう?と考えながら撮りました。
意図的に明るめに撮影する カメラで雪を撮ろうとすると、カメラが自動的に雪の白さを露出(明るさ)の基準としてしまい、暗めに撮れてしまいます。 (測光については別の機会でお話しようと思います) カメラの露出は少し明るめにして撮ると、カメラが基準とした明るさより明るく撮れるようになって見た目通りの雪が撮影出来るようになります。
僕はこの日、だいたい+1ぐらいにして撮影してました。
露出に関してはこのエントリを参考にしてみてください。 参考:カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何?
雪だけを撮らない 雪だ!珍しい!といって、雪だけにカメラを向けていても…それは真っ白な写真になってしまいます。
頑張って雪と枝という寂しめの写真を撮ってみましたが、雪がただの白…よく目を凝らすと立体感はあると思いたいw
やはり初めて雪を撮るには、他の被写体も混ぜた方がよさそうです。
これは畑に積もった雪です。じょうろがあったり、草があったり。畑なので段々になっていて立体感も損なわれていません。
カメラによっては「ソフトフォーカス」といったようなエフェクトを使えばふんわりした雪を撮影出来るかもしれませんね!
解けかけにも味はある 解けかけた雪というのは、一般的にはあんまりキレイな雪であるとは捉えられていませんよね。 例えば道路の横にたまった雪とか…
きたねぇ…
ではなく、ちょっと目線を変えてみます。解けゆく雪。
屋根に積もっていた雪が解けていっています。その雪は雪解け水となり…な1枚。
解けるだけの雪もやっぱり味があります!
こんなところです 急に思い立っていって、撮り方もわからないまま撮影した中で僕が掴んだコツ。 明るめに撮ったり、雪だからって雪だけを撮らないようにしたり、積もってる雪だけでなく解ける雪に目を向けたり。
降っている雪はフラッシュ使えばいいってのは聞いたことあったんですが、もう降ってなかった&フラッシュ持ってないという…orz
いかがでしたでしょうか。 雪が降る地域の方ならもっと色んなコツをご存知だと思うので、教えてください!
でも、これを意識するだけでも色んな雪が撮れますよ!
この日撮影した写真はFlickrにアップしてます。 妙見山駅周辺 - a set on Flickr
おあとがよろしいようで。
冬と言えば空気が乾燥して空がキレイな季節。 そんな空気がキレイなときに取りたくなるのが夜景です。
夜景を撮るポイントに関して、関西の方はコチラをチェックしてみてください。 参照:撮影ポイント | TRAVELING
今回ご紹介したいのは、夜景をキレイに撮る方法です。 クロスフィルターを使わなくたって、光芒もきちんと出ます。
まず、三脚を用意します。これは必須です。 (ここからは三脚にセットされた状態からのお話です)
三脚がないなら、こういうカメラは夜にも強いのでおすすめですよ。 参考:Sony DSC-RX100で東京駅の夜景とか撮ってきた。もうこれで十分だ! | Last Day. jp
光を取り入れる 夜景というのは当然ですが暗いもの。光が全然ないので、光を取り入れる必要があります。 そんなときはシャッタースピードをうんと遅くしてください。
5秒とは言わず10秒、10秒とは言わず20秒!! とりあえずは何も考えずにシャッタースピードを遅くして撮影してみてください。
この写真はシャッタースピードは30秒です。
光芒を出す? 光芒というものをご存じでしょうか。 イルミネーションの写真でよく見る、「+」みたいな光の筋です。
こんな感じ。真ん中に光芒が出ている光がありますね。
光芒を簡単に出す「クロスフィルター」というフィルタがあります。 フィルタに網目状に線が入っていて、そのまま撮ると光芒が写る、と言う便利なもの。 (手持ちの場合は使えそうですが)
こういうものですね。
Kenko カメラ用フィルター R-スノークロス 58mm クロス効果用 358214
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この光芒をクロスフィルターなしに出すにはたった1つのことをしてもらえればOKです。 それは**「絞る」**この1点です。 絞り(F値)を大きな値にしてくれればOKです。
絞りに関してはこちらのエントリをご覧ください。 参考:カメラ超初心者に贈る!(1)「絞り」、「シャッタースピード」とは何か? | TRAVELING
F値の小さい写真と大きい写真を比べてみます。
F4.0の写真
F16の写真
一目瞭然だと思いますが、F16の写真ではくっきりと光源から筋が伸びています。
逆に光芒を出さず、丸い光を出したい場合はF値を小さくすればOKです。
光芒が出来る仕組みはこちらをご覧ください。難しい。 参考:カメラのしくみ「光芒」:AABlog:So-netブログ
レンズの羽根の数で決まってくるんですね。
玉ボケを作ってみる 光芒を作るにはF値を大きくすればOKでした。 また、逆に丸い光を作るにはF値を小さくすればOKです。
これを意識すれば、**「玉ボケ」**を作ることも出来ます。
玉ボケを作るにはF値を小さくしてわざとピンボケを作るだけでOK!!です。
これは普通に撮影した写真です。これをわざとフォーカスリングを回してピンボケさせると…
光が全て丸くなり、幻想的な写真になりますね。
これを使えば、クリスマスなどイルミネーションがある場所ではもっと雰囲気のある写真が撮れるはずです!
これは、手前の人にピントが合っていて、後ろの背景はボケている、「背景だけピンボケ」の状態です。
いかがですか? 夜景を撮影するには三脚は必須。 三脚が立てられないところでは少し厳しいですね。ISOを上げるなりして暗いところでもキッチリ撮れるように工夫したいですね。
いい写真を撮るためにはやっぱり色んな写真を見て、「こんな写真を撮りたい」って思うことが大事です。
僕は写真を見てると「こんな写真撮りたい」って思いますし、それ以上に**「今から写真撮りに行きたい!!!!」**ってなります。
そんな僕はFlickrのグループを見たりして写欲を上げたりしてました。 参考:カメラ超初心者に送る!(6)写欲を上げよう!Flickrのグループをチェックだ! | TRAVELING
ただ、Flickrは英語サイトですし、写真のレベルが高いところが多く、初心者の方にはちょっとだけ敷居が高いかもしれません。 そして、なかなか反応がもらえなかったりします(あれ、僕だけですかね) さすがにアップして反応がずっとなかったらちょっと寂しくなりますよね。
そんなあなたにはGoogle+の写真コミュニティがオススメなのです!!
@mst47さんに教えてもらいましたー!
まずは探してみる Google+の「コミュニティ」という機能を使用します。
左上にあるプルダウンメニューにありますよ。 コミュニティを選ぶと、ざっとコミュニティが出てきます。 ▲上のほうは僕が参加しているコミュニティですね。
ここから写真に関するコミュニティを探していけばOKです。
▲コミュニティに「参加」する必要があるので、参加しましょう!
▲これで参加OK!自分のタイムラインにコミュニティの投稿が流れてきますよ。
結構気軽なのが多い 気軽に投稿して、気軽に+1をつける。そんな感じ。
▲Western JAPAN Photo Walkers - 西日本写真散歩 - コミュニティ - Google+というコミュニティです。
たくさん+1つけてくれてる〜!!気楽な感じがいいですねぇ。
気軽なコミュニティもあれば、思わず息をのむようなコミュニティもありますよ。 例えばこんな写真とか。。Night Photography - コミュニティ - Google+
色んな人の写真を見て、色んな人に写真を見られて、もっともっと上手くなっていけたら楽しいですね!
おあとがよろしいようで。
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc 今年は夏が終わったと思ったら急に寒くなって、秋が異様に短いですね。 それでも木々は色づきます。
「秋に写真を撮ろう!」と言えばやはり「紅葉」。 パパッと撮るだけでは「なんか赤いなぁ」といった写真しか撮れません。
そこで今回は、紅葉を撮る上で押さえておきたいポイントを紹介したいと思います!
ホワイトバランスを考える ホワイトバランスについてはコチラをご覧ください。 カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何? | TRAVELING
ホワイトバランスをAutoにしている場合、紅葉という赤っぽい色が多い場所では、ちょっと青めに設定されます。 そういうときは、ホワイトバランスを「太陽光」や「曇天」に設定してみてください。(色温度は5000〜6000ぐらい)
比べてみましょう。(白飛びしまくってるのはご愛嬌でw)
まずはホワイトバランスをAutoで撮った写真です。 ▲まぁ見たままに撮った写真です。
次にホワイトバランスを曇天に設定した写真。 ▲ちょっと赤めに写真が撮れます。
比べてみるとわかりますが、ホワイトバランスを曇天にした写真のほうが、「紅葉っぽさ」というものが出ていると思います。 ちょっとだけ赤めにしてあげたほうが、紅葉の暖かさが表現出来ます。
オレンジだらけにしない 紅葉!と言えばやはり赤やオレンジといった葉っぱの色付きに目がいきます。 こんな感じ。 ▲紅葉!!って感じですね。赤やオレンジがひしめきあっています。
でも、この写真の場合は赤やオレンジが多すぎて、なんだかよくわからない写真になってしまっています。 そんなときは赤やオレンジ以外の色を取り入れることをオススメします。 ちょっと極端ですが…
▲横にあった竹林と。緑が入ることで赤やオレンジが目立つようになります。
「紅葉を撮りにきた」からといって赤やオレンジだらけの写真にするのではなく、違う色を混ぜて引き立つようにしてあげましょう。
▲もみじのアップ。後ろは地面のコケで緑を使いました。後ろもオレンジだともうちょっとわかりにくい写真に…
竹林の横に紅葉なんて滅多にないと思うので、地面を使ってみました。緑の中にオレンジが浮き出る感じに。
また、黒い背景を使うのが効果的です。 黒の背景にオレンジを浮かび上がらせると、クッキリとした写真になります。
▲お寺の屋根を使って。このとき、露出を低めにするとより赤が引き締まります。
露出についてはこちらを参照してみてください。 カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何?
撮り方1つで変わる! ただ見たままに写真を撮るのではなく、オレンジの背景にオレンジの葉っぱを撮るのではなくて、そこは背景を考えてみる。
そして、そのままのホワイトバランスではちょっと青が強すぎるから赤をあえて出すようにする。
これだけで紅葉の写真がグッと変わるはずです!是非お試しください。
おあとがよろしいようで。
撮影ポイントをチェック! 京都・一乗寺「曼殊院」と「圓光寺」
今は「デジタルカメラ」ですが、昔は「フィルムカメラ」(銀塩カメラ)でしたよね。
暗い部屋で何か液体にフィルムを浸けてるアレ、です。
当時の銀塩カメラに使われていたレンズは今では「オールドレンズ」と呼ばれ、 一部では人気だそう。
そんな僕もオールドレンズをゲットして撮影してみました。 (飛びついた一番の理由は安い、ですけどねw)
あ、レンズそのままでは使えないので、マウントアダプターが必要になります!
今ではオートフォーカスを使ってシャッターを半押しするとフォーカスがあたって簡単に 「いい写真」を撮影することが出来ますが、オールドレンズではそれが出来ません。 マニュアルで撮影しますので、撮影の「感覚」を掴むには実はいいのかもしれません。
マニュアルで撮ろうぜ! オールドレンズでは絞りもシャッター速度もフォーカスも自分で決定して撮影します。 モードダイヤルで言えば「M」、そしてレンズ側ではマニュアルフォーカスの「MF」になります。
カメラ側で絞りを決定しますが、オールドレンズではレンズ側で決定します。
▲レンズ側でカリカリとF値を決定します。
▲ちなみにカメラ側では絞りが「F00」となってしまいます。
絞り(F値)はどれぐらい目を細めてピントを合わせるかという話は以前したことがありますが、 オールドレンズで見てみるとその意味がわかると思います。
▲F1.4。絞りが開いて、たくさんの光を取り入れます。
▲F16。絞りが閉じていて、光がなかなか入ってこないですよね。
レンズが開いたり閉じたり。もちろんF16の方が光が入らないですよね。
参考:カメラ超初心者に送る!(1)「絞り」、「シャッタースピード」とは何か?
難しいけど会心の一撃に震える 絞りを決めて、シャッタースピードを決めて、そしてピントも合わせていざ撮影。
最初のうちは暗すぎたり明るすぎたり、あるいはピンボケしていたりなんとも言えない悲しい写真が多くなってしまいますが、 時々ピントも絞りもシャッタースピードもビシッと決まる写真が撮れます。
そのときの何とも言えない満足感がすごいですね。
僕はだいたいAv(絞り優先モード)で撮っていますが、オールドレンズでは全部自分で設定して撮らなければなりません。 全部設定してもピントが合ってなかったらダメですし、ピントがあっても暗すぎたり明るすぎたり。
色んな設定で撮っていくうちに、少しずつ「こんな感じかな?」という写真が生まれてきます。
体系的に「どう撮るか?」がわかるいい練習になるなぁと思いました。
撮った写真を見てみる 雨上がりは、「石庭」がオススメだそう。今回は奈良にある「慈光院」という場所で撮影してきました。
サイトから引用しますが、全てが「もてなす」という気持ちの中で作られていてとても素晴らしい場所でした。 ありきたりな表現かもしれませんが、この中に足を一歩踏み入れたときグッと息をのみました。
寺としてよりも境内全体が一つの茶席として造られており、表の門や建物までの道・座敷や庭園、そして露地を通って小間の席という茶の湯で人を招く場合に必要な場所ひと揃え全部が、一人の演出そのまま三百年を越えて眼にすることができるということは、全国的に見ても貴重な場所となっている。
via:奈良 慈光院の公式サイト
そんな中で撮った写真たちです。 ピントが甘かったりするのはご容赦を。 ROKKORのレンズは緑がハッキリでる印象。昔のレンズなので周辺減光するのは仕方ないですが、逆にそれが相まって「雰囲気のある」写真を作ってくれていたりします。 そんな**「昔ながらの写り」**が人気の秘訣でしょう。
使用したレンズはこれ。 ★MINOLTA MC ROKKOR-PG 50mm F1.4★ 1973年発売のレンズです。
少しばかりFlickrにもアップしてます。 慈光院 - a set on Flickr
楽しい! 自分で作品を作ってる感じがあるこのオールドレンズ。 「密かな人気」にも納得です。
次はどのオールドレンズを買おうかなぁ〜w
おあとがよろしいようで。
撮影に使用しました! Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3