カメラ超初心者に贈る!(18)春の始まりは梅から。梅の撮影方法です。桜にも応用が効く!
この季節は梅です。 雪の季節が終わり、桜の季節が訪れるまでのわずかなタイミング。
そんな梅ってどうやって撮影するのがいいのでしょう?
撮れるタイミングが限られているのだから、ミスショットは連発したくないですよね。 そんな為に、「梅をうまいこと撮る方法」を押さえておきましょう!
散り際じゃねぇか!!というツッコミはなしでお願いします。
何はともあれ露出は明るめに
梅など花全般にいえますが、露出は明るめにするのがいいでしょう。 露出を明るめにするってことは、写真全体を明るめに撮影するってことです。
露出についてはコチラをご覧ください。 カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何? | TRAVELING
例を見てみます。
これは、普通に撮った写真とその写真から露出だけ明るくして現像した写真です。
まずは普通に撮った写真。 [caption id=“attachment_9882” align=“alignnone” width=“620”] 明るさはそのまま[/caption]
次に明るくした写真です。 [caption id=“attachment_9881” align=“alignnone” width=“620”] 露出をプラスに[/caption]
少し梅が華やかになった印象を持ちませんか? この写真自体、ちょっと寂しげをイメージして撮影していますが、それでも明るくすることによって華やかさが出て、透明感がある写真に仕上がりました。
とにかくアップする
梅の撮影でやりたくなるのは「梅を主役にする」ってこと。 それであれば、もう画面いっぱいに梅を撮ってしまえばいいのです。
マクロレンズがあればなおよしですね。
実はマクロレンズってすごく難しくて、「寄れすぎてしまう」ので、どこにピントを合わせたらいいのかわからなくなっちゃいます。
それでもとりあえず撮ってみるとかなりの存在感がある写真が撮れますよ。
「マクロレンズないから無理や…」そんなことはありません。
こんな方法もありますよ。
ちなみにこれはマクロレンズじゃないですが、存在感がありますよね? それは、「こいつを主役にする」という明確なイメージがあるからです。 ここに他の梅があればこのような写真になりません。
枝に1つの梅だけっていうことはあるかと思いますが、その梅を使いました。 最大限寄って絞りを解放すれば、後ろの背景はボケてくれ、まるでそこに梅が1つだけのような写真になります。
周りの景色を考える
3つ目はこれです。
主役とする梅の周りの景色を見てみましょう。 背景は空?木?色々あると思います。背景との対比があればあるほど主役は引き立ちます。
こんな感じ。ピンクの梅を主役に。手前の白い梅はボケさしてます。(前ボケってやつ) ちょっと周りの景色がうるさい気もしますね。
これはもはや梅じゃないんですけど、こういうこと。 周りの緑と相まって花の白が際立ちます。
このように、周りの景色を考えて撮影してみるといい写真が撮れるでしょう。 梅を撮影したときは曇り空で、やりたかった「青い空バックに梅」が出来なかった…orz
桜にも応用できますね
今までご紹介した方法は、桜にももちろん応用が効きます。
こんな方法で梅を撮影してみてはいかがでしょうか。
おあとがよろしいようで。