カメラ超初心者に贈る!(20) 「色かぶり」を調整して自分が思う通りの写真を撮ろう!
以前紹介したことがありますが、ホワイトバランス(色温度)の設定を誤るととんでもない色になることがあります。
リンク:カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何? | TRAVELING
色温度によって設定をあわせないと、赤っぽい写真や青っぽい写真になります。 例えば蛍光灯の下で写真を撮ると青っぽくなりますよね。その色温度にあった設定にしてあげると、蛍光灯の下でも綺麗な白色に写真を撮ることが出来ますよね。
以前紹介したのは「青」や「赤」の色を考えましたが、今回ご紹介するのは「緑」や「マゼンタ」方向、いわゆる「色かぶり」したへの色の考え方です。
見た目に近づかせる
写真を撮ったときによくあるのが、「あれ、こんな色と違うくね?」とか「被写体暗すぎィ!?」とか、ピントがしっかり合っているのにも関わらず起こってしまう**「もったいない」やつ**です。
今回は「あれ、こんな色と違うくね?」の対策です。 これはAll Aboutでも(半分ぐらい)記事にしてます。
リンク:初夏を感じる「新緑」。力強く撮影するコツとは? [写真撮影] All About
ここで紹介しているのはいわゆる「緑」方向へ色を振っています。
[caption id=“attachment_11729” align=“alignnone” width=“620”] そのまま撮影した写真[/caption]
[caption id=“attachment_11730” align=“alignnone” width=“620”] ホワイトバランスを蛍光灯+補正を緑へ[/caption]
こんな感じ。印象が違いますよね。下の写真がより「夏の新緑」な写真ですね。 (Lightroomで現像しています)
ホワイトバランスを自動に設定していると、カメラが自動で決定してくれます。 これはいいことでもありますが、「自分がイメージしている写真」と違う色になってしまうこともあるっていうこと。
ということで、違いを見ていきましょう。
[caption id=“attachment_11740” align=“alignnone” width=“620”] ジャンクション[/caption]
[caption id=“attachment_11738” align=“alignnone” width=“620”] ホワイトバランスを「蛍光灯」に[/caption]
[caption id=“attachment_11739” align=“alignnone” width=“620”] マゼンタを加える[/caption]
どうでしょう?最初はそのまま撮影したのですが、ホワイトバランスで青っぽく、更にマゼンタを加えることで「紫」っぽくなり、なんかちょっと妖艶で大人な夜を演出。
[caption id=“attachment_11736” align=“alignnone” width=“620”] 桜[/caption]
[caption id=“attachment_11734” align=“alignnone” width=“620”] ホワイトバランスを「曇り」に[/caption]
[caption id=“attachment_11735” align=“alignnone” width=“620”] マゼンタを加える[/caption]
夕暮れ時に撮りました。より夕暮れっぽさを出す為にホワイトバランスを曇りにして赤(オレンジ)にして、マゼンタでもっと夕暮れっぽさを出しました。
[caption id=“attachment_11733” align=“alignnone” width=“400”] 帰り道[/caption]
[caption id=“attachment_11732” align=“alignnone” width=“400”] 明るさプラス、ホワイトバランス「曇り」、緑をプラス[/caption]
次は「朝っぽさ」を出してみました。ホワイトバランスを色温度が高い方へ、そして色かぶりを緑を足すことで、ちょっと朝のスタートっぽい色ではないですか?
自分の印象を形づける
夕焼けをより印象的にとか、思ったような色が出なかったり。 カメラに自動で処理してもらってもいいですが、印象的に撮りたいときはちょっと設定を変えてみてもう一度撮ってみてください。
普段見るような場面でも、人とは違う自分だけの写真になること間違いなしです!
おあとがよろしいようで。