カメラ超初心者に贈る!(19)春だ!桜だ!撮り方を押さえておこう!(観光庁の中国向け記事になりました)

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そろそろ桜の開花宣言が出始めましたね!桜撮りたい!!

TRAVELINGのFacebookページではお知らせしましたが、 このたび国土交通省の観光庁が行っている「ビジットジャパン事業」、すなわち「外国人旅行者へ日本へ旅行しにこようぜ!」という日本のいいところを紹介する事業があるのですが、 その中で中国人向けのサイトにて「桜をキレイに撮る方法」という記事を執筆しました。 (訪日旅行促進事業(ビジット・ジャパン事業) | 国際観光 | 施策 | 観光庁

公開されている記事はコチラ。 将日本的樱花拍出美感的方法|樱花季 |我的日本自由行|日本国家旅游局 @sayobsくんは中国語勉強してるみたいなので、是非この記事を読んでみてくださいね。

上記のリンクはもちろん中国語ですので、その元となった文章をコチラに書きたいと思います!

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日本の四季折々を堪能する上で外すことが出来ないのが春の「桜」です。

もうすぐ日本は桜が咲く春が訪れます。 せっかく日本に来たのだから、この日本独特の「桜」を写真に残したい方はたくさんいらっしゃると思います。

日本には「桜の名所」と呼ばれるところがたくさんあります。 代表的な名所に東京の「上野公園」です。

※上野公園の桜の写真は撮ったことがないので、実際の記事はご用意して頂きました※

桜は見るだけではなく、「花見」といって、上野公園を始めとした桜の名所で「花を見ながらお酒を飲む」という習慣があります。 写真を撮る上のマナーとして気をつけないといけないのは、こうした花見を楽しんでいる人の邪魔をしないということです。

桜はもちろん個人のものではありませんから、例えばみんなが花を見て楽しんでいるときに さも個人の持ち物のように、邪魔をするように目の前に撮って写真を撮られてしまうと楽しい気分を害してしまいます。

そんなマナーにも気をつけながら、でも日本の桜を綺麗に写したい!というあなたに、 日本の桜を綺麗に撮影する方法を4つ、ご紹介したいと思います。

1.桜に特徴をプラスする

桜の名所で代表的なところは先ほどもご紹介した東京の「上野公園」ですね。

桜を写すのはもちろんですが、それだけではどこに行ったのかがわかりません。 そこで、その土地にある「特徴的」なものをプラスして撮影してみると土地の色が見えるようになります。

例えばこの写真。

夙川

ここは兵庫県にある「夙川」という桜の名所です。 この写真を見て頂くとわかるように、特徴は「夙川」という川。

夙川と両サイドの桜を捉えることで、「ここは夙川で撮ったんだ!」ということがわかりますね。

兵庫県「夙川」で桜を撮ろう! | TRAVELING

例えばこんな写真もありでしょう。

万博

ここは大阪にある「万博記念公園」です。 万博記念公園は1970年に行われた日本万国博覧会(EXPO70)を記念して跡地に建てられた公園です。 公園の特徴は何と言っても「太陽の塔」です。

この太陽の塔に桜をプラスして撮ることで、後で見返したときに思い出がすっとよみがえることでしょう。

大阪・北摂で夕日を望むなら「万博記念公園」もいいぞ! | TRAVELING

2.露出補正はプラスにして撮影する

桜を撮るときに気をつけてほしいのが、「露出補正はプラスにする」ということ。 桜をそのまま捉えて撮影してしまうと、桜は明るいですからカメラは桜の明るさを基準にしてしまって全体を暗く撮影してしまいます。

写真で比べてみます。 まずは設定をそのままにして撮影した桜の写真です。

そのまま

そして、これが同じ写真の露出補正をプラスにした写真です。

明るく現像

この2枚を比べてみると、2枚目の写真の方が明るく、桜らしい写真になりました。 いきいきとして咲いた花ですから、明るく元気なイメージの写真を撮りたいものです。

3.背景を考えて撮影する

桜を撮るときには背景を考えて撮影してみると、桜がグッと目立つ写真が撮れるようになります。 桜は白やピンクといった淡い色をしていますので、背景が同じような色だと、桜が目立たなくなってしまいます。

背景が桜だった場合はこんな写真になることが多いです。

背景も桜

手前の桜を捉えていますが、後ろの背景も同じ桜なので、少しわかりずらい写真になってしまいました。

では、背景を変えて撮影してみます。

背景を空にする

これは、空を背景として捉えた場合の写真です。 空の「青」と桜の「ピンク」色が違うことで、桜がはっきりと主役であるとわかる1枚になりました。

背景を緑

このような背景でもOKでしょう。 これは後ろの木々の葉っぱを背景としています。緑とピンクの対比で、桜が目立っています。

4.望遠レンズやマクロレンズで撮ってみる

桜が咲くシーズンはどこも人がいっぱいです。 広角レンズで桜を撮影しようとすると、どうしても人が入ってしまうことが多いので、広角レンズの場合は上を見上げて撮ることが多くなってしまいます。

冒頭にもお話したように、写真を撮影するマナーとして花見をしている人の邪魔をしないということをご紹介しました。 でも、広角レンズなら桜を近くで撮ることができません。そんなときにオススメしたいレンズの紹介です。

それは望遠レンズやマクロレンズです。

望遠レンズで遠くを捉えることで人は入りませんし、マクロレンズで撮ることで人が入るスペースのないような写真を撮ることが出来ます。

望遠レンズでこんな感じに遠くの桜を捉えてみます。

望遠で撮る 手前の桜でさえボケてしまうように遠くを撮ってみました。

マクロレンズでは桜に寄ることが出来ます。 一輪だけ撮る

桜一輪だけを寄って撮影しました。人が入る余地もなく、桜一輪だけの世界です。

今回は日本の文化である「桜」を印象的に撮影する方法をご紹介しました。 ご紹介した方法で、是非とも桜をたくさん撮影してくださいね!

おあとがよろしいようで。