カメラ超初心者に贈る!(14)紅葉の撮影方法!気をつけるべきポイントとは?
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc 今年は夏が終わったと思ったら急に寒くなって、秋が異様に短いですね。 それでも木々は色づきます。
「秋に写真を撮ろう!」と言えばやはり「紅葉」。 パパッと撮るだけでは「なんか赤いなぁ」といった写真しか撮れません。
そこで今回は、紅葉を撮る上で押さえておきたいポイントを紹介したいと思います!
ホワイトバランスを考える
ホワイトバランスについてはコチラをご覧ください。 カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何? | TRAVELING
ホワイトバランスをAutoにしている場合、紅葉という赤っぽい色が多い場所では、ちょっと青めに設定されます。 そういうときは、ホワイトバランスを「太陽光」や「曇天」に設定してみてください。(色温度は5000〜6000ぐらい)
比べてみましょう。(白飛びしまくってるのはご愛嬌でw)
まずはホワイトバランスをAutoで撮った写真です。 ▲まぁ見たままに撮った写真です。
次にホワイトバランスを曇天に設定した写真。 ▲ちょっと赤めに写真が撮れます。
比べてみるとわかりますが、ホワイトバランスを曇天にした写真のほうが、「紅葉っぽさ」というものが出ていると思います。 ちょっとだけ赤めにしてあげたほうが、紅葉の暖かさが表現出来ます。
オレンジだらけにしない
紅葉!と言えばやはり赤やオレンジといった葉っぱの色付きに目がいきます。 こんな感じ。 ▲紅葉!!って感じですね。赤やオレンジがひしめきあっています。
でも、この写真の場合は赤やオレンジが多すぎて、なんだかよくわからない写真になってしまっています。 そんなときは赤やオレンジ以外の色を取り入れることをオススメします。 ちょっと極端ですが…
▲横にあった竹林と。緑が入ることで赤やオレンジが目立つようになります。
「紅葉を撮りにきた」からといって赤やオレンジだらけの写真にするのではなく、違う色を混ぜて引き立つようにしてあげましょう。
▲もみじのアップ。後ろは地面のコケで緑を使いました。後ろもオレンジだともうちょっとわかりにくい写真に…
竹林の横に紅葉なんて滅多にないと思うので、地面を使ってみました。緑の中にオレンジが浮き出る感じに。
また、黒い背景を使うのが効果的です。 黒の背景にオレンジを浮かび上がらせると、クッキリとした写真になります。
▲お寺の屋根を使って。このとき、露出を低めにするとより赤が引き締まります。
露出についてはこちらを参照してみてください。 カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何?
撮り方1つで変わる!
ただ見たままに写真を撮るのではなく、オレンジの背景にオレンジの葉っぱを撮るのではなくて、そこは背景を考えてみる。
そして、そのままのホワイトバランスではちょっと青が強すぎるから赤をあえて出すようにする。
これだけで紅葉の写真がグッと変わるはずです!是非お試しください。
おあとがよろしいようで。