photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc
夏は暑い!そして花火です。 実は以前この「カメラ超初心者に贈る!」シリーズでも花火の撮影方法について書いたことがあるのですが、今年も花火を撮影してみて、「これだ!」と思うものがあったので、その方法について書いてみたいと思います!
前回:カメラ超初心者に送る!(4)超簡単に「カッコイイ花火」を撮る方法!
※前回のエントリでも紹介しましたが、三脚があることで撮影がグッと楽になるので、三脚があるという前提で紹介します※
▼連載一覧はこちらよりどうぞ! カメラ超初心者に贈る! | TRAVELING
露出は低く、シャッタースピードは遅く、絞り(F値)は大きく、ISOは低く まずはこの4つを抑えておきます。簡単に説明しますね。
露出は撮る写真の明るさを決めるものですね。
参考URL:カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何?
露出を低くすることで「花火以外のモノ」が真っ暗になり、花火だけが写ります。
シャッタースピードはどれぐらい目を開いて光を取り込むかです。 絞りはどれぐらい目を細めて、焦点が合う部分を多くするか、少なくするかです。
参考URL:カメラ超初心者に送る!(1)「絞り」、「シャッタースピード」とは何か?
シャッタースピードが遅い(目を開いたまま)にすると、花火の軌跡が写るようになります。 逆にシャッタースピードが早い場合は花火の一瞬だけが切り取られ、ただの点になってしまいます。
絞りを大きくすることで、焦点が合わないピンぼけ写真が出来るだけなくなるようにします。
ISOは暗い場所でも明るく撮れるようにするものですね。
参考URL:カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何?
ISOが高い場合、明るく写ってはくれますがノイズがひどくなり、ザラザラな写真になってしまうので、低くしましょう。
花開く瞬間を狙え! 以前のエントリでは、シャッタースピードをひたすら遅く、30秒で撮影してみるということを書きました。
それでもキレイに撮れるのですが、30秒で撮影してしまうと、色んな花火が写ってしまって少し冗長な写真になってしまいます。
▲30秒で撮影しました。色んな花火が写ってしまい、なんだかわかりにくい写真に…
なので1つの花火だけを撮れば主役はその1つの花火になり、わかりやすくなります。 シャッタースピードは2秒ぐらいにして、花火が開く瞬間から撮ってみましょう。
▲ミドリ!!!みたいな。こいつが主役ってわかりやすいです。
▲1つの花火だけなので、THE・花火みたいな。
といっても、この方法であれば「どこに花火があがるか」ということがわかっていないと開く瞬間が真ん中に来ません。 どこに上がるかわからず、決め打ちで撮っていました・・・が、なかなか難しいです。
ただ、この方法で撮っていると、少し面白い撮り方もあるんだな、ということに気がつきました。
大胆に切り取る よく見る花火の写真ってこんな感じだと思います。 上がっていって花火全部が入ってる、みたいな。
これではよくある写真になるので、あえて花火が切れるように撮ってみるのも面白いです。
▲下半分を切り取ってみる。若干のピンぼけはご愛嬌・・・orz
▲逆に上半分だけ。暗闇にある謎の青、みたいな。
▲あえて終わりかけの花火を撮ることで、なんかワープしてる風になったり。
大胆に切り取ったり、満開の瞬間じゃなくて終わりかけを撮ったりすると、色んな表情が見えて面白い花火になります!
難しいけど面白い! 夏にしか撮れない写真なので、夏になったら是非とも撮りたい花火。 色んな撮り方をして、自分だけの花火を見つけるのも面白いですね。
夏も後半で花火大会の数ももう少ないかもしれませんが、是非行く機会があれば撮ってみてください!
おあとがよろしいようで。
撮影に使用しました! Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3
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キヤノン 2012-03-22
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ヤフオク!
今回は"写真を撮る"ということに対しての心構えについて話したいと思います。
これは先日友人のすてぃーろさん@stiloと呑んだときに聞いたりしゃべったりした話で、改めて写真について考えるいい機会でした。
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もっと身近にしたい [caption id=“attachment_5757” align=“alignnone” width=“620”] photo credit: Sean Molin Photography via photopin cc[/caption] 僕は最近EOS 5D MarkIIIを購入しました。 新しい相棒はコイツだ!“EOS 5D Mark III"を購入しました。まずは外見をチェック。 #5d3 | TRAVELING
“EOS 5DMark III"で初撮影してきました!手持ちで夜景を撮れちゃう素晴らしさ。#5d3 | TRAVELING
このカメラを買って、もちろん写真を撮りに行きたい!という気持ちは強くなりましたし、実際色んなとこに行くようにしてます。
けれど…
少しこのカメラに対して構えてしまっている自分がいます。 それはすてぃーろさんにバレてるわけで。
というのは、
「こんないいカメラ持ってるんだからいい写真撮れて当たり前やろ!!」 「このカメラ使うんやから、どこかに行くというイベントにせなあかんやろ!!」 といった気持ちです。こいつ重いし、性能いいし。気持ちに拍車をかけたのかもしれません。 **「車出して、写真を撮りに行こう」**というイベントにしちゃう。
そこで話していて改めて思ったこと、言われたことっていうのが**「5DMarkIIIをもっと身近なモノにしてあげる」**ってことです。
つまり、イベントでなくて普段からカメラを持ち歩くって行為をする。 写真を撮りに行くが第1ではなく、何かのついでにカメラを持っていってあげる。
人にカメラを向けたらいつもと違う「ええ顔」しようとしますよね。そんな感じ。 そういう顔が撮りたいのではなくて、、普段している顔を切り取りたいと思ったのなら 普段からカメラ向けてたら気にならなくなって自然な顔が撮れる、そんな感じ。
切り取るってこと すてぃーろさんはええ写真をよく撮って、個展までしちゃう人ですが、持っているカメラはiPhoneだけ。 一眼は欲しいって言うてましたが。
参考:stilo写真展「iPhonegraphy」に行ってiPhone写欲を高めよう! | TRAVELING
iPhoneの何がいいって、やっぱり「普段から持っている」ことです。日常を切り取るには持って来いなんですよね。
何かあればすぐに切り取る。
すてぃーろさんは、1日に何でもいいから写真を撮るみたいです。普段から写真を撮る訓練をしておく。
家と会社の往復だとしても、**「そういう」**目線にしておけば、何だって被写体になる。
わかっているはずのことなのに、実践出来ていないなぁと改めて感じました。
わざわざ海外に行って写真を撮る人もいるけれど、日常の切り取りで勝負する。それも1つ。
日常を切り取って、なんか懐かしいというか、そんな写真を撮ってみたいなと思ったりもするのでした。
おあとがよろしいようで。
誰がなんと言おうと大好きな写真
ここ最近、あまりテレビを見なくなった僕ですが、それでも毎週かかさず見ている番組があります。
それは「Hello!フォトラバーズ」という番組です。 写真好きな芸能人の方と、写真家の方が2人でフォトウォークする、という構成。
これを見てると勉強になるし、何より写欲がめちゃ上がるので、是非見てみてください!
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写真の撮り方とか見方とか この番組の概要を思いっきり引用しますね。
『写真が好き!』『写真に興味がある!』という著名人と、 プロの写真家がカメラを手に街へ。
日常のスナップ写真から壮大な風景写真まで、著名人がプロの写真家とともに、今"一番思いのあるモノ"をテーマに写真を撮影する、フォト・ドキュメンタリーです。 一見共通点の無いように見えるふたりが、『写真』を通して思いをつなげ、次第に心を通わせながら、前・後編、2週にわたり撮影していきます。単なる写真紹介にとどまらず、実際の撮影シーンではプロの写真家ならではのテクニックも紹介。写真を愛する全ての人を満足させる情報を提供していきます。
via:BS朝日 - Hello! フォト☆ラバーズ ミル・トル・アルク
テーマを元に歩きながら写真を撮る番組。
番組中に撮った写真を紹介してくれながら進行していきます。
時には写真家の方がテクニックを伝授してくれながら撮ったり。 時には芸能人の方が何気なく撮った写真がめちゃ良かったり。 時には写真家の方のガチな写真が見れたり。
見てると、すぐに写真が撮りたくなります。
色んな視点がある なんでその写真撮ったんですか?みたいな質問がスタッフから飛んだりするのですが、 思わず、「ああーそういう意図なんか!」みたいな違った視点を得ることがあります。
そして毎回、写真家の方が色んなアドバイスをくれるのですが、 **「スローシャッターを使ってみると…」というテクニック的なことや、「自分が少しでも引っかかったらシャッターを押す」**といった心構え的なこと。
もちろんですが、写真家の方にも色んな方がいて、その人それぞれの色のある写真を見ることが出来ます。 そして、それぞれの視点に立ったアドバイスがあって、どれもやっぱりタメになるな~と感じます。
普段は仕事として海外などのいろんな場所で撮影している写真家の方が、芸能人と一緒に、僕らでも行くことが出来るような「その辺」で写真を撮るので、 どういうところが違うのだろう?どういう視点で写真を撮っているのだろう?と僕らは考えることができ、すごく勉強になると思います。
また、番組公式サイトではフォトウォークを通じて撮影した写真を公開してくれていますので、そちらもご覧になるともっと色んな視点を得ることが出来るかもしれません!
BS朝日 - Hello! フォト☆ラバーズ ミル・トル・アルク
毎週木曜日22:00~ 再放送:毎週土曜日12:00~
時間がある方は一度ご覧になってみてください!
おあとがよろしいようで。
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc 前回・前々回にわたって、「フルサイズ」「APS-C」「ミラーレス」の違いについて説明してきました。 また、メリットやデメリットについても説明してきました。
▼前々回 カメラ超初心者に贈る!(8) 「フルサイズ」「APS-C」「ミラーレス」違いって何だろう?
▼前回 カメラ超初心者に贈る!(9) 「フルサイズ」「APS-C」「ミラーレス」メリット・デメリットは?
記念すべき10回目の「カメラ超初心者に贈る!」シリーズは、第9回の最後のほうにちょろっと書いた
「あ、ミラーレスって「ミラー」が「レス」言葉の通りなんですよ。だからこれだけ小さくできたんです。 これは次回に取っておきます!」
について。ミラーレスって結局何者よ!というところです!
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「ミラー」が「レス」 photo credit: pabuk via photopin cc
ミラーレスってほんと言葉の通りで、「ミラー」が「レス」、ミラーがないんですね。
フルサイズ一眼レフのレンズを取ったところを撮った写真。
iPhoneで撮影しましたが、iPhoneの背面にあるAppleのマークが見えますよね。そう、一眼レフの中には鏡があるのです。 なぜ鏡があるのか?というと、_「そこにファインダーがあるからさ…」_とカッコつけて言うしかないでしょう。
ミラーレスの説明の前にデジタル一眼レフの仕組みを説明したほうが早いということに気付いたので、そっちを先にします。
デジイチの仕組み また図が出てきました。 デジイチを撮るときにはファインダーを覗きますよね。のぞき大好き。 星(被写体)をファインダーで覗いたときの流れです。 被写体の光は、カメラ内のミラーで反射してファインダーに届きます。このミラーがレフ(反射板:レフレクター)って言うので、 デジタル一眼レフ、っていう名前なんですよね。
そのミラーがないからミラー「レス」です。「ミラーレス一眼レフ」とは言わないですよね。「ミラーレス一眼」です。
ちなみに撮影したとき、バシャって音と共にファインダーが真っ暗になりますよね。 それがこんな感じ。
ミラーがバシャっと上がり、ミラーの奥にあるイメージセンサー(紫)に画像を記録します。 ミラーが上がっている間記録し続けるので、シャッタースピードが遅いミラーが上がり続けてずーっと記録し続ける=動いたらブレる、というわけです。 そして、シャッタースピードが遅いとイメージセンサーに記録する時間が長い=光が届き続ける=明るい画像が撮れる、というわけです。
▼シャッタースピードについてはこちら カメラ超初心者に送る!(1)「絞り」、「シャッタースピード」とは何か?
仕組みに関してはこんな感じ。ではミラーレスはどうでしょう?
ミラーレスの仕組み 想像ついてる人もいるかもしれませんが、デジタル一眼レフにあった反射の鏡がないのがミラーレスです。 こんな感じです。ファインダーがないので、直でイメージセンサーに画像が届きます。
ファインダーがないミラーレスの場合はイメージセンサーに届いた画像を液晶モニターで見て、撮影をしています。
ファインダーがついてるミラーレスもありますが、これはあくまで「電子ファインダー」。 液晶モニターで見ているものと同じ画像なのです。
デジタル一眼レフも同じように液晶モニターで見ることが出来ますよね、「ライブビュー」という機能です。 この機能を使っているときはミラーが上がって、ファインダーで覗いても被写体は見えません。
ミラーが必要ない、ファインダーが必要ないとなると、カメラはかなり軽くできます。 ミラーが必要ない、ファインダーが必要ないとなると、カメラは安く作ることができます。
という感じです。
ミラーレスはいいことづくしのように見えますが…
欠点… ミラーレスの欠点として、「液晶モニターで見ている画像がリアルタイムではない」ということが挙げられます。
デジタル一眼レフの場合はファインダーで見たものを鏡で反射させているだけでリアルタイムの画像です。
しかしミラーレスの場合は、イメージセンサーに届いた画像を1度「画像エンジン」なるもので処理して液晶モニターに映しているので、 処理の関係で少しタイムラグがあります。
ということは、本当に決定的なシーンが一瞬遅れてしまう可能性があるということです。
それぐらいだと思います。安さやオシャレさに比べるとどうということはない!!
というわけで 今回はミラーレスって何がミラーレスなんじゃい!というお話でした。
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc
「フルサイズ」 「APS-C」 「ミラーレス」 前回、この3つの規格の違いについて説明しました。
カメラ超初心者に贈る!(8) 「フルサイズ」「APS-C」「ミラーレス」違いって何だろう?
さて、今回はメリットとデメリットについて説明したいと思います!
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フルサイズのメリットデメリットは? EOS 5D Mark III Body / norio.nakayama EOS 5D Mark III、EOS 6D、D800・D800E、D600、α99、NEX-5R
メリット イメージセンサー 前回お話しましたが、イメージセンサーが大きいので、ワイドな写真が撮れます。 同じレンズを使った場合はAPS-Cがフルサイズの1.5倍ズームな状態で撮れてしまいます
「ボケ」 APS-C機と比べると同じ焦点距離で撮影しようと思った場合、フルサイズ機のほうが広角側で撮影できます。 APS-C機がフルサイズに合わせようと思った場合、1.5倍は広角にしなければなりません。 ということは、被写界深度が浅くなってしまい、フルサイズよりボケが小さくなってしまうのです。
ボケについてはF値というものを前回説明したことがあります。 カメラ超初心者に送る!(1)「絞り」、「シャッタースピード」とは何か? F値以外にも焦点距離もボケの要素に関わってきます。
例えば目の前にボールペンを持ってきてください。ボールペンに焦点を合わせると後ろは何かわからないぐらいボヤーっとしますよね。 逆にボールペンを遠ざけた場合、後ろはボケていますが、どういうものがあるか認識できるでしょう。
この差がカメラのフルサイズ機とAPS-C機の違いといえます。
高感度(ISO) 高感度に強いです。ISOというものがありました。 カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何?
ISOが高いほど(高感度)、暗いところで写真が撮れるけども、ザラつきが出てしまう・・・ですね。
しかし、フルサイズ機の場合、イメージセンサーが大きいため多くの光を取り込むことができます。 ということは、APS-C機と同じISOで撮影した場合は・・・
面積が大きいためザラつきが目立たない そもそも光を多く取り込めるので、1つ下のISOで撮影できる という利点が出るのです。
デメリット カメラが高い。レンズも高い。大きい。重い。持ち運びにしんどい。
こんなところですかね。
さて、@hiroma20さんが少しヤラかしたと記事に書いてました。
ゆるっとガジェット日和 » ◎間違いだらけのレンズ選び|FX機にはFXレンズが妥当なようだ
**フルサイズにはフルサイズ用のレンズがあります。**これは何度も出てきたイメージセンサーが関係してきます。 APS-C機用に作られたレンズの場合、APS-C機のイメージセンサーに合わせた画角になります。 ということは、フルサイズはAPS-Cよりイメージセンサーが大きいから・・・
イメージセンサーの大きい分が写真に写りません!
ケラレというやつです。 広角に撮り過ぎて、カメラのフードが画面に写り込んだような状態と同じようなことがひろまさんにも起こったはず・・・。
イメージはこんな感じ。 薄い青がAPS-Cのイメージセンサー。それに対して濃い青がAPS-C用のレンズです。 イメージセンサーに画像が映ります。濃い青(APS-C用レンズ)は薄い青に映った画像を全部表示することが出来てるので、余すところなく表示できます。 しかし、フルサイズでAPS-C用レンズを使って写真を撮った場合、薄い緑(フルサイズイメージセンサー)に映った画像を、濃い青では全て捉えきれることが出来ず、 濃い青からはみ出している薄い緑部分が映らなくなってしまうんですね。
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc 一眼レフのカメラが気になったことがある人はこんな言葉を聞いたことがあるかもしれません。
「フルサイズ」 「APS-C」 「ミラーレス」 それぞれがどんな違いがあるかご存知ですか? ということで、今回は上記の3つの言葉についてご紹介したいと思います!
各規格の代表的な機種を挙げておきますね。(2012年12月当時)
【フルサイズ】 EOS 5D Mark III、EOS 6D、D800・D800E、D600、α99
【APS-C】 EOS Kiss X6i、EOS 7D、D5200、K-5II / K-5IIs、α77、NEX-5R
【ミラーレス】 PEN Lite E-PL5、OM-D E-M5、DMC-GF5
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どんな違いがあるのか? 違いを説明する前に、この言葉を説明せねばなりません。
イメージセンサー photo credit: John.E.Robertson via photopin cc
イメージセンサーという言葉です。
僕が購入したEOS 5D MarkIIIの特徴の1つとしてこんなことが書かれています。
35mmフルサイズ 約2230万画素CMOSセンサー
via:キヤノン:EOS 5D Mark III|概要
この「CMOSセンサー」がイメージセンサーってやつになります。
フィルムカメラで言うところの「フィルム」にあたる部分で、めちゃ重要です。 こいつの性能がよければ、キレイな画質の写真が撮れる、ってわけなのです。 解像度も高くなります。
このイメージセンサーの性能がいい=イメージセンサーを大きくする、というのと同等の意味になり、 イメージセンサーが大きいほど、カメラの筐体自体も大きくなります。
参考:撮像素子(イメージセンサー)とは デジタルカメラ基礎知識
というところで、本題に入っていきましょう。
それぞれの違いは? 簡単にいうと、「フルサイズ」「APS-C」「ミラーレス」の違いは、イメージセンサーの大きさの違いにあります。
※ミラーレス一眼のSonyのNEXシリーズ、CanonのEOS MはAPS-Cとのイメージセンサーを搭載しているようです。
詳しくは下記の参考リンクをご覧頂きたいと思いますが、 フルサイズよりAPS-C、APS-Cよりミラーレスのほうがイメージセンサーが小さいです。 厳密に決められた規格ではないようで、各社少しずつサイズが違うようです。
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc この写真、「タテ」で撮ったほうがいいのか?「ヨコ」で撮ったほうがいいのか?
という疑問が出てきたことはありませんか?
そんなときは「奥行き」と「幅」を考えるといいよ!というお話です。
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縦、横の違い 例を見て頂きたいと思います。
まず普通に横で撮った写真。 川と高速道路と、横のワイドさが感じられる写真になっていると思います。
写真の長辺が横に長いので、ワイド感が増しています。
次に縦の写真。 高速道路が強調されていますが、奥までずーっと伸びていて、奥行きが感じられる写真になっているのではないでしょうか。
同じような写真ですが、もう1つ。
横向き写真です。「川幅が広いなー」なんて感想が出るんじゃないでしょうか。
縦向き写真です。「川が長いなー」なんて感想が出そう。
川が汚いなーはなし。
影が伸びた写真に奥行きを持たせてもおもしろい。
橋と高速道路の交わりをワイドに切り取ってみてもおもしろいかも。
何でもかんでも横!縦!じゃなくて もしこの写真が横向きだったら、いちょうが「上に伸びてる!感」が出なくて、ちょっとおもしろくない写真になっていたかもしれません。
もしこの写真が縦向きだったら、ビルかいちょうの木だけで、色の対比が楽しめないかもしれません。
同じ写真を横と縦と変えて撮ってみるだけで一風違ったおもしろいが写真が撮れるかもしれません!!
ということで、「カメラ超初心者に送る!」シリーズですが、全てiPhoneで撮影した@saiutがお送りしました。
おあとがよろしいようで。
Posted from するぷろ for iPhone.
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc カメラ超初心者に送るシリーズ、今回はちょっと趣向を変えたエントリーです。
過去のエントリーはこちらから:カメラ超初心者に送る! | TRAVELING
写真撮りに行きたいけどなんかやる気ないなーとか、出て行くのが億劫だなーという方はたくさんいらっしゃると思います。
そんな時は写真の共有を目的としたサイト:Flickrのグループを使えば写真が撮りに行きたくなること間違いなし!
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Flickrのグループを使おう! Flickrにアクセスします。
上のメニューバーから[Groups] - [Search for a Group]に行きましょう。グループ検索画面になります。
そこに入れるのは…自分のレンズの型番です! 僕がよく使ってるのはCanonの単焦点レンズですので、その型番を。
Canon EFレンズ EF35mm F2 単焦点レンズ 広角
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価格.com
検索すると、色々なグループが表示されます。 「Canon EF 35mm f2」というグループがありますよね、アクセスしてみましょう! 同じようなグループがあった場合は「Members」や「Items」が多いほうがオススメです。メンバー数が多く写真の数も多いので、活発なグループだからです!
グループ:Flickr: Canon EF 35mm f2
写欲が上がる! こんな感じ。
「»More photos」をクリックするとこのグループに投稿された写真がたくさん見れます。
えっこのレンズでこんな写真が撮れるんや!!とテンション上がります!!
こんなグループもあります レンズのグループがあるのだから、もちろん「自分の持っているカメラ」グループもあります。 僕が持っているのは「EOS kiss x3」です。 北米では「EOS REBEL T1i」、ヨーロッパ、アジア、オセアニアでは「Canon EOS 500D」と呼ばれています。
グループ:Flickr: Canon EOS 500D (aka Rebel T1i & Kiss X3 Digital)
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc カメラを撮る上で大事な要素というものがたくさんあります。
それが「絞り」だったり「シャッタースピード」だったり、色々ありますが、こちらも重要です。
「露出」
そう、僕はよなよな裸で外を徘徊…そういうことはしないのですが、「露出」というのは写真を撮る上で重要です。
今回は「露出」について説明をしたいと思います!
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まずは比較写真を 説明よりも見て頂くほうが早いと思うので、まずは写真を見てください。
これは、東京にいる友人の@takashingsが大阪に来たので、大阪の有名スポット、ひっかけ橋でグリコをバックに撮った写真です。 (このエントリの為に全然グリコは含めませんでしたが)
そのまま撮った写真ですが、カメラが彼の白シャツを認識して、全体的に写真を暗くしてしまって彼の顔が暗くて表情がわかりにくくなっています。 では、露出を明るくして撮影してみましょう。
どうでしょう?全体的に明るめに撮る設定にした為、彼の顔色もキレイに映っていることがおわかりでしょうか。 明るく撮れたのでものすごく喜んでくれていますね!!
先ほど、「カメラが彼の白シャツを認識して…」と書きました。そう、カメラは自動で明るさを認識するのです。 その場合、思っても見ない明るさの認識をされることがあります。それが先ほどの例のように、彼の白シャツを基準として写真の明るさを決定してしまっているので、全体的に暗い写真が撮れてしまったりします。
明るさを操れ! 先ほどの比較写真でわかるように、基本的にカメラが自動で明るさを決定します。 しかし、被写体となるものが真っ暗でつぶれていたら意味ないですよね。 逆光で人の写真を撮ったのに真っ暗で全く表情がわからないというのがよくありますよね。
明るさの調整はCanonではこの部分です。(kiss x3の場合)
マイナス方向にすると暗めになり、プラス方向にすると明るい写真になります。
+ーのボタンです。
明るさを変えるとどうなるか?夕日の写真で比べてみましょう。
夕日に対して明るさを合わせてみました。夕日以外の景色がほぼ真っ黒になりました。黒つぶれってやつです。
砂浜が写るように写真を明るくしました。うまく全体が写っています。ちょっと夕日の部分が白くなりかけてます。
更に明るくしてみました。砂浜はうまく写っていますが、海や夕日や空が真っ白になってしまいました。白飛びってやつです。
**どの部分を主役にするか?**を考えると、明るめの写真にするか、暗めの写真にするかが決まってくると思います。 上記の写真で言えば「夕日」を主役にするか?「砂浜や海」を主役にするか?ですね。
写真に「感情」をこめる 「あえて」明るい写真、「あえて」暗い写真を撮ることで、写真の雰囲気を出すことが出来ます。
花の写真を見てみます。
上が暗めの写真、下が明るい写真です。 あえて明るめに花を撮影することで、花のキレイな感じ、明るい感じが出ます。
もう1つ例を出します。放置してあった灰皿を撮影。
今度は逆に上が明るい写真、下が暗めの写真です。 放置された灰皿…明るいのって変。こういうとき、あえて暗めに撮ることで雰囲気が出ます。
自分がどういう写真を撮りたいか?を考えたとき、あえて明るめ/暗めの写真を撮ることでもっと写真に雰囲気が出ますよ!!
最後に 絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランス・そして露出。
この5つを使いこなすことでもっともっと自分の撮りたい写真が撮れるはず。
一見失敗したと思った写真も、見方によってはナイス!であったり、おお!!と思ったけど、のちのちPCで見るとううむ…となる写真。 色々と失敗を積み重ねて進化していくのですね!! 明るさを決める設定も色々あるようですが、それはまた、別の、話。
こちらを参考にさせて頂きました。ありがとうございます!
アサヒカメラ.net|テクニック|露出補正露出 - デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | ニコンイメージング
おあとがよろしいようで。
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc 夏真っ盛りです。夏の風物詩の代表と言えばやはり**“花火”**。
あの一瞬しか光らない花火を「簡単に」かつ「カッコよく」撮影する方法をお教えしたいと思います!
▼連載一覧はこちらよりどうぞ! カメラ超初心者に贈る! | TRAVELING
三脚を用意しろ! 花火を撮る上で最低限必要なのは三脚です。 三脚高いんじゃないの??と思っているかたは一度ネットで価格を見てみてください。安いですから。 僕が購入したのはこいつです。1000円きってます。(2012/8/15現在)
HAKUBA 4段三脚 W-312
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三脚といえば、カメラを固定して使う道具ですよね。ブレささないようにするために。さて、花火を撮るのになぜ三脚が必要なのでしょう?
シャッタースピードを遅く! 花火をカッコよく撮る上で必要なのは、シャッタースピードを遅くすること、です。
シャッタースピードについてはコチラに書いてるのでご覧頂きたいと思います。
シャッタースピードを遅くするということは"目を開き続けている"ということですので、花火の軌跡が撮れる、ということです。
こちらは以前、偶然に花火大会のタイミングに出くわしたので持っていた望遠レンズで構えて撮った写真です。瞬間を切り取った写真ですよね。 参考:京セラドームに野球を見に行ったら淀川花火も見れて一石二鳥だった! | TRAVELING
しかし、シャッタースピードを遅くすることで、こんな写真に様変わりします。 どうでしょう、シャッタースピードを遅くすることでこんなにも"それっぽい"写真に変わったではありませんか!!
シャッタースピードを遅くする、すなわちずっと構えとかなければいけないです。いい感じな写真のシャッタースピードは13秒です。 構えて13秒全く動かずに…撮れないですよね。絶対にブレます。そんな時に役に立つのが先ほど紹介した三脚です。 三脚に固定することでブレずに写真を撮れます。
あとはノイズが入らないようにISOを100と低く設定したり、露出を低く抑えています。
ISO感度についてはコチラ。露出についてはまた後ほど別エントリで上げたいと思っています。
シャッタースピードを遅くすること、これだけで花火はこんなにもカッコよく撮れます!
最後に シャッタースピードを遅くして撮る。その為に三脚を用意する。 ISO感度を低く設定する。露出を低くする。この点を抑えるだけで、花火写真が見違えるようになりました。
ちなみに撮影に行ってきたのは第41回吉野川祭り 納涼花火大会(奈良県・五條市)です。 途中レーザーを織り交ぜ、更に音楽に合わせて花火が出る、ものすごい空間でした。圧巻の一言。 ap bankの糸に合わせて花火が上がっているときはドンドン言うてるけどしんみりしたし、最後のフィニッシュはもう鳥肌モノでした。
是非とも一度訪れてみてください!!
残りの写真はFlickrにアップしていますので、是非ご覧下さい♪ 2012吉野川花火大会 - a set on Flickr
こちらを参考にさせて頂きました、ありがとうございます!
おあとがよろしいようで。