今年もプロ野球のレギュラーシーズンが終了しました。 野球ファンにとってはとても寂しくなってくる季節で、テレビ大好きっ子にとってはようやく野球中継に邪魔されずテレビが見れる季節になりました。
シーズン途中の「統一球問題」で揺れた球界ですが、今年も色々とありましたね。 参考:統一球 とは - コトバンク
やっぱりシーズン終わりは寂しいものです。 今年も主な話題を振り返ってみたいと思います!
60号! ヤクルトのバレンティン選手が60号ホームランを記録。 王さんやカブレラ・ローズの55号を上回るプロ野球記録です!
ウラディミール・バレンティン - Wikipedia
WBCでのケガがありスタートが出遅れたのにも関わらず60号。圧巻ですね。 惜しくも三冠王は逃しましたが、それにしてもすごい。
ちなみに8月に放った月間17本塁打もプロ野球記録だったりしますよ。
バレンティン 月間本塁打日本新!8月17本目の51号 ― スポニチ Sponichi Annex 野球
ちなみに日本新の56号を打たれたのは阪神の榎田選手。これからずっと映りますね〜。
24連勝!シーズンまたいで28連勝! 楽天の田中将大投手が今シーズン24連勝、そして昨シーズンからの連勝を28に伸ばしました。 これはプロ野球記録ではなく、なんとMLB含めた世界記録だそう。
24勝0敗1セーブ。 パワプロのマイライフでも作れないような成績です。漫画やん。
しかも1セーブが楽天の初優勝がかかった試合に9回から登板してのセーブ。1死2・3塁のピンチからの二者連続三振での優勝でした。
そして「無敗での最多勝投手」もプロ野球史上初。漫画やん。 参考:田中、プロ野球史上初の「無敗の最多勝投手」 ― スポニチ Sponichi Annex 野球
最多勝! 今年は新人選手が大活躍しました。 見出しの「最多勝」はライアン小川ことヤクルトの小川投手。
それ以外にも巨人の菅野投手や楽天の則本投手、そして阪神の藤浪投手。ロッテの松永投手や横浜の三嶋投手も。 いやまぁそれ以外にもたくさん活躍してるんですけど。どの投手も例年であれば新人王レベル。特にセリーグ。 あとは二刀流で話題の大谷選手もよく頑張ったと思います。(後半バテましたかね)
ちょっと新人王レベルの新人投手の成績を貼ります。
名前 投球回 勝敗 防御率 小川(ヤクルト) 170.1回 16勝4敗(最多勝) 2.96 菅野(巨人) 172.0回 13勝6敗 3.19 藤浪(阪神) 137.2回 10勝6敗 2.75 則本(楽天) 170.0回 15勝8敗 3.34 すげーな・・・誰が新人王に輝くのでしょう。 セリーグは小川投手、パリーグは則本投手でしょうか。 この中で光るのは「高卒」藤浪投手なんですけどねー。
引退 華やかな記録が並ぶ中で、今年も大選手が引退しました。 ヤクルト・宮本選手、阪神・檜山選手、広島・前田選手、中日・山崎選手…
2013年の高校野球もいよいよ大詰め。 決勝は群馬・前橋育英と宮崎・延岡学園の一戦です。
と、もちろん決勝は気になるんですが、準決勝で延岡学園に敗れた花巻東に気になる選手がいます。
それがタイトルにも書いてるセンターを守る千葉選手です。
花巻東の千葉選手は156cmのセンター。小さい体を活かすため、ツーストライクに追い込まれると、更に構えを小さくして打てないボールはカットして、 甘い球が来るのを待つか、四球を選ぶかという打ち方をしています。
しかし、こんな記事がありました。
“カット打法”に審判部が待った 花巻東・千葉「自分の野球できなかった」 (産経新聞) - Yahoo!ニュース
意図的にカット(相手投手に球数を投げさせるためにファールをうつ)しているのは、スリーバント失敗と見なすよ、ということです。 この点については後でちょっと細かく書きます。
このニュースには「高校野球」ならではの伝統とか、色んなものが含まれているなーと感じました。
特別規則が存在する高校野球 まずは千葉選手がどんな打法をしているか、実際に動画をご覧ください。
見てもらえればわかりますが、ツーストライクからは意図的にカットを狙っています。
プロ野球ではどうともないのですが、実は高校野球では「特別規則」が存在しています。
17.バントの定義
バントとは、バットをスイングしないで、内野をゆるく転がるように意識的にミートした打球である。自分の好む投球を待つために、打者が意識的にファウルにするような、いわゆる“カット打法”は、そのときの打者の動作(バットをスイングしたか否か)により、審判員がバントと判断する場合もある。
via:高校野球特別規則|憲章&規定|公益財団法人日本高等学校野球連盟
わざとカットするのはバントと見なされて、「ツーストライクでバント失敗(ファールゾーンに転がる)するとアウト」というスリーバント失敗にするよ、という規則のようです。
この規則には、あくまで僕の推測ではありますが**「高校生なんだから正々堂々と勝負しなさいよ!」**というのが含まれているのでしょう。
高校野球には色んな伝統がありますよね。 過密日程の中ピッチャーが150球を超えても完投するとか。 絶対間に合わないゴロでも最後のバッターはヘッドスライディングするとか。(駆け抜けた方が早いらしいけど)
ピッチャーの球数については、今年の春の選抜で愛媛・済美の安楽投手が投げに投げてアメリカでも話題になりました。
夏の甲子園はアメリカでも注目されている ー連投の済美・安楽を通じて知らされる甲子園の伝統ー (THE PAGE) - Yahoo!ニュース
アメリカでは「肩は消耗品」という考えが浸透しているので、春の選抜で安楽投手が投げた「772球」は馬鹿げている、潰れるだけだ、ということです。
確かにアメリカの「肩は消耗品」という考え方もわかります。将来がある才能ある投手を、こんなところで潰したくないですよね。 ちなみにあの松坂投手だって高校時代、そして西武時代に投げすぎたから今、急激に衰えたのではないか、と言われています。
おっと、なかなか話がそれました。
本題に戻ると、高校野球は色んな伝統にも縛られています。
正々堂々という魔力 プロ野球のオールスターで、藤川投手がカブレラや小笠原といった強打者に対してストレートの握りを見せてストレート真っ向勝負で三振を取る姿には魂が震えます。そしてそれに全力フルスイングで応える二人にも。動画あります。
高校野球にも「そういうところ」を求めている節がありますよね。 もちろん僕だってそういうところが好きで毎年よくわからないチームであってもお盆は見てますし。 やはり燃え尽きた後の高校球児の涙にはグッとくるものがあります。
だから、カットマンはよくないぞ、というのが高野連の言いたいことなのでしょうか。
真っ直ぐとフルスイングで立ち向かって、ピッチャーは毎試合完投して、バッターはボテボテの当たりでもヘッドスライディングして、感動を与えるのが高校野球だぞ、と。
でも、今や西武のエースになりつつある菊池雄星投手や、日ハムで二刀流で結果を出している大谷投手を輩出した花巻東高校です。 甲子園常連高です、部員数も3桁に届くぐらいはいるはず。
その中で、156cmという身長を活かして自分の活きる道を見つけてスタメンを勝ち取った男がいるのです。
そのスタイルを全て無にしてしまうのってどうなんでしょう。
千葉選手の「真っ直ぐ、フルスイング」に値するのが「カットすること」であったりするのではないでしょうか。
伝統と感動。 高校球児はその道具にされている感じが見え隠れするこのニュースだな、と思いました。
自分たちの勝利のために野球をしているはず、あるいは頂点に立てば高校球児の中で一番最後まで試合が出来るから、そのためとか。 彼らは僕らに感動を与える為に野球をしているわけではないはずです。
色んな役割を持った選手がいますよね。キャプテンでもベンチのチームがあったり、ムードメーカーのサードコーチャーがいたり。 その中にピッチャーにいっぱい球数を投げさせて後ろのバッターに球種を見せる選手がいたっていいはずです。
それでも… と、こういうことを書いてきましたが、このニュースを見たときの僕の最初に思ったことが「それって卑怯な手を使うなぁ」でした。 改めて考えると今まで書いてきたように思ったのですが・・・ ってか今頃言うなってのもあります。県予選から言われててもおかしくないはずです。
やっぱり伝統って良いところもあれば悪いところもあるのかな、と。
例えば本田圭祐選手がビッグマウスを言ったとしても、日本人には「不言実行」の美が根付いているので、「アイツは何を言ってんねん」って思ってしまうんですよね。
千葉選手には、今のスタイルを崩さずにやっていってほしいな、と思います。 お疲れ様でした。
まぁあからさまなサイン盗みはやめた方が良いと思うけどw 花巻東の“サイン盗み疑惑”を検証 (東スポWeb) - Yahoo!ニュース
僕にとって野球で「エース」は誰かと聞かれると、ダルビッシュ有でもなく、松坂大輔でもなく、間違いなくこの選手の名前をあげます。
斉藤和己
常勝軍団ホークスの筆頭選手が、ついにユニフォームを脱ぐときがやってきました。
2013年07月29日のブログ|斉藤和巳オフィシャルブログ「ROUTE 66」
抜群の成績 2003年に才能が開花し、20勝をあげて最多勝・最優秀防御率・最高勝率・ベストナイン・沢村賞等を獲得。
「点を許さないのがエース。味方が点を取ってくれるまでいかに粘れるかで、ナインに信頼される。そうでなくてはエースじゃない」
via:斉藤和巳 242球、報われず。(1/3) - Number Web : ナンバー
このようにエース像を語っていますが、本当にその通りな選手だと思います。
2005年は開幕15連勝を記録し、16勝1敗で勝率なんと.941。
そして2006年は勝利数:18・防御率:1.75・奪三振:205・勝率:.783・完封数:5・沢村賞の6冠を獲得しています。
通算11年。79勝23敗はまさに**「負けないエース」**。
ただ、斉藤和己の凄さは成績だけにはとどまりません。
エース、エース、アンドエース 彼の魅力は成績だけにはとどまりません。
なんといってもその投球フォーム。長身の右のオーバースロー。「右の本格派」はやっぱりサマになります。
そして、抑えたときの雄叫び。これはぐうエース。
そして、2006年クライマックスシリーズ・日ハム戦でのサヨナラ負けの後、マウンドでうずくまる姿は今も覚えています。 斉藤和巳 242球、報われず。(1/3) - Number Web : ナンバー
動画はコチラ。カブレラとズレータに抱えられて泣きまくるのは胸を打ちます。
彼はクライマックスシリーズでは通算10試合の登板で0勝6敗と、勝てなかったのです。 打線の援護がないことも多くあったのですが・・・
「点を許さないのがエース。味方が点を取ってくれるまでいかに粘れるかで、ナインに信頼される。そうでなくてはエースじゃない」
ということ。人一倍責任感が強いエースです。
お疲れ様でした 2007年に発症した右肩痛から、リハビリを開始。 2011年には支配下登録選手から外れ、3軍リハビリ担当コーチに就任。 ダルビッシュは、「今年(2008年)は、個人的には戦って面白い投手がいなかった。でも来年はソフトバンクの斉藤さんが帰ってくるから、今から非常に楽しみ」と言っていましたが、ついには1軍のマウンドに戻ってこれず。
via:斉藤和巳 - Wikipedia
6年に及ぶリハビリは想像を絶するものだったと思います。
今までお疲れ様でした!
おあとがよろしいようで。
先日、ブルージェイズに所属する川崎宗則選手が逆転サヨナラのツーベースヒットを打ちました。
動画はコチラ。是非ご覧ください。
Baseball Video Highlights & Clips | BAL@TOR: Kawasaki’s double gives Toronto walk-off win - Video | MLB.com: Multimedia
動画をご覧になった方はわかるかもしれませんが、 「川崎選手が打席に立ったときのファンの熱い声援」 「サヨナラヒットを打ったときのこのチームメートのまるで優勝したのか!?という沸き方!」
メジャーリーグでは突出した成績もないけど、チームメートにもファンにも愛される川崎選手。
そんな川崎選手にコミュニケーションの極意を見た気がします。
日本では人気だったんだけど [caption id=“attachment_6409” align=“alignnone” width=“620”] photo credit: Justin in SD via photopin cc[/caption]
野球ファンならご存知かもしれませんが、軽く川崎選手のプロフィールをWikipediaから抜粋します。
31歳。右投げ左打ち 鹿児島工業高校→(ダイエー)ソフトバンク→マリナーズ→ブルージェイズ
ソフトバンクではムネリンの愛称で親しまれる。
日本では数々のタイトル・賞を受賞しています。
盗塁王 :1回(2004年) 最多安打 :1回(2004年)
ベストナイン :2回 (2004年、2006年) ゴールデングラブ賞 :2回 (2004年、2006年) セ・パ交流戦 MVP:1回 (2008年) 月間MIP賞:1回 (2008年6月) 月間MVP :1回 (2010年3・4月)
イチローの大ファンで、イチローを追ってマリナーズに海外FA権を行使して移籍(マイナー契約)。 マリナーズを自由契約になるも、翌年ブルージェイズとマイナー契約。
どれぐらいイチローのファンかというのはこのエピソードを見るとわかります。
イチロー の大ファンとして知られおり、イチロー本人から「(川崎は)イチローマニアですね」と言われるほど。 「イチロー(51)の一つ後の番号」という思い入れから、背番号52には強いこだわりを持っており、 ホークス時代は背番号変更を打診されても断り続け、WBCでも52を付けた。 2011年オフに海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明した際にも 「イチロー選手と同じチームを希望しています」と語り、念願かなってマリナーズと契約した。 背番号52は既にジョージ・シェリル が使用していたため61をつけることになったが、 「逆から読めばイチロー。素晴らしい番号をいただいた」とコメントした。
「アニキ」の愛称で親しまれてきた金本選手が本日で引退。
今日は四番レフトで先発出場しました。 4打数1安打1盗塁。 1ゴ/三振/中安打/捕飛
って盗塁してるんかよ!!
【通算成績】 打率:.286 本塁打:475本(歴代10位) 安打:2539安打(歴代7位) 打点:1521打点(歴代8位)
肩を怪我してからのラスト3年で晩節を汚したとも言われたりもしていますが、やはり成績はすごい。 トリプルスリー(3割30本30盗塁)もしていますね。
金本と言えばやはり「鉄人」。1492試合連続フルイニング出場ですよね。
手首を骨折しても試合出てヒット打つようなわけわからん人でしたね。
なんだかんだ、もういらんやろって言ったりしてましたが、やっぱり寂しい。
「やり残したことはたくさんある」 引退セレモニーで何度もこの言葉が発せられました。まだまだやりたかったでしょう。お疲れさまでした。
参考:阪神・金本、引退試合で1安打! 足でも魅せた (サンケイスポーツ) - Yahoo!ニュース
おあとがよろしいようで。