タスク管理ツールに入れるべきではないたった1つのこと
前回のエントリで、「自分の目標を小さくして何度も達成する」とか「探してみると実は自分には習慣化されている」といったことを書きました。
今回のエントリでは、佐々木さんがお話された「クラウドタスク管理術セミナー」の中から1つだけ。
「タスク管理ツール」に入れるべきではないものを紹介したいと思います。
想造ノート - 想像から価値を創造する ガジェット・ウェブサービス・ライフスタイル系ブログ
それは、いつかやりたいリストだ
GTDで言うところのSomedayリスト=**「いつかやる」リストというものを、タスク管理ツールに入れこまない**のです。
いつかこの旅行行きたい…といったものから、Dropboxのファイルを整理しないとなー、といったものまで、「いつかやらなきゃ」といったものは多岐に渡ると思います。 GTDの「収集」フェーズで頭の中を出したりしている人は尚更だと思いますが、「自分のやりたいこと」ははたまた夢であったり、はたまた欲しいものだったり、本当にたくさん出てくると思います。
自分自身そのリストをタスク管理ツールに入れていました。例えばGmailのラベルを見直す…とか、Flickrのセットを見直す…とか、この本読みたいなーとか、すぐに必要じゃないけどやりたいなーと言ったものです。
こういった類いのものは、別に期限を設けていないし、いつかやればいいか!とりあえずこの中入れておけば見返すしいつかやるやろー!といった気持ちでツールの中にタスクとして入れていました。
しかし、**一向にこの類いのタスクってなくならないんですよね。完了にならない。**いつかやりたいリストはいつかやりたいリストな訳で、ふとやろうと思ってやり始めても何も決まってないから終わらないんですよね。
こういったものがずっとタスク管理ツールに残っていると、永遠に先送りしてしまうかもしれません。 そして、「終わらない自分」に嫌気が差してしまうかもしれません。やる気がなくなってしまう状態は誰もが回避したいところだと思います。
じゃあ、こういった「いつかやりたいリスト」はどこに入れるべきなのか?
こんなときのEvernote
いつかやりたいリストはとりあえずEvernoteに入れてしまうという方法です。
**「いつかやりたいこと」はタスクではないので、タスク管理ツールに入れるべきじゃない。**あるタイミングでいつかやりたいリストを見返す、というタスクをタスク管理ツールに入れてしまえばOKです。
そして、やろう!と思ったときはEvernoteのいつかやりたいリストからタスク管理ツールに入れて、「1週間続ける&ログを取る」ということをしてみる。 「ログを取る」のは、タスクとして入れこんだときに時間の見積もりをすることが出来るようになるためです。
やってみると出来た、という場合はそのまま続けることができますし、出来なかった場合はもう一度Evernoteに戻して次の時期を待ちます。
その時、何故出来なかったのか?というのを考えてみると、次にやろう!と思ったときに始めやすいんじゃないかと思います。
タスク管理ツール=自分を反映するもの
現実の今の自分を反映するのがタスク管理ツールなのであって、「いつかやるリスト」にあるものは現実ではなく理想の自分です。
**「タスク管理ツールさえ見れば今自分がすべきことがわかる」**というのが佐々木さんの言葉。
その中に「いつかやるリスト」を入れたいのであれば、タスク管理ツールに入れてみて、やってみて、ログを取ってみて、どの時間帯なら続けていけるかを決めなければなりません。
あなたはどの「やりたいこと」をタスク管理ツールに入れて、習慣化したいですか?
おあとがよろしいようで。