「アルビレックス新潟」はサッカーだけじゃない。複数のスポーツが織りなす総合スポーツクラブの取り組みが面白い!
アルビレックス新潟と言われて真っ先に想像するのがJリーグに所属するチームではないでしょうか。
サッカーが一番有名ではありますが、他にも「アルビレックス」という名前がついたスポーツクラブはたくさんあります。
バスケ:新潟アルビレックスBB 陸上:新潟アルビレックスRC 野球:新潟アルビレックスBC まだまだありますが、それはこちらからご覧ください。 アルビレックス新潟の関連組織一覧 - Wikipedia
これらはもちろん新潟に本拠地を置くチームです。 競技は違えど「新潟アルビレックス」のチーム。
そこにある新潟アルビレックスの理念が面白いなと感じたので、紹介したいと思います。
FCバルセロナを目指す この新潟アルビレックスの原点は「FCバルセロナ」。 サッカーがめちゃくちゃ有名なクラブです。
何もサッカーの強さを追い求めるわけではありません。
このFCバルセロナは、バスケやハンドボール等、新潟アルビレックスと同じようにスポーツの枠組みがサッカーだけに留まりません。
そして、プロチームではない野球やラグビー、陸上などのアマチュアチームも「FCバルセロナ」の名前で活動しています。
バルセロナのファンクラブ会員なら体育館などが割引で利用できるし、スタジアムのスポーツ診療所は一般市民まで利用できるようです。
そんな「地域に根差した総合スポーツクラブ」を目指しているのがアルビレックス新潟です。
問題ももちろんある サッカーは「アルビレックス新潟」ですが、バスケは「新潟アルビレックスBB」という名前。
本当ならばサッカーもバスケも同じ「アルビレックス新潟」にしたかったのですが、 そこは当時のバスケリーグの規定で企業名を先頭に持ってこなけらばならないというものがあり、「新潟スポーツプロモーション」の新潟が先頭に来てしまったのです。
グッズの問題などなど、「地域に根差した総合スポーツクラブ」を目指すアルビレックスは、理想と現実の折り合いをつけねばならないこともありました。
「参加型」の新潟アルビレックスRC 収益化が難しいチームもあります。それが陸上。 サッカーやバスケ、野球は観戦による収入等がありますが、陸上はなかなかそうはいきません。 そこで行ったのは「参加型」に転ずること。
年会費を払って新潟アルビレックスRCの会員となり、そのお金を収入とすること。
そのように「色んな体系」を行って新潟アルビレックスが成り立っているんですね。
地域に根ざして Jリーグは「地域密着型」を打ち出して活動しています。 それがようやく芽を出してきて、最近では野球よりもサッカーが人気出てきたりしていますね。
アルビレックス新潟はそれ以上を目指しています。 それが「地域に根差した総合スポーツクラブ」。
サッカーだけでなく、色んなスポーツがアルビレックスを起点として新潟を盛り上げる。
そんなことが日本各地で出来たら、もっとスポーツ人口も増えて楽しい地域になっていくんじゃないでしょうか。
おあとがよろしいようで。
via:総合スポーツクラブへの挑戦 | 池田弘の活々街おこし