マイクロソフト伝説のマネジャー「世界No1プレゼン術」はプレゼンを初めてするならうってつけの一冊

目次

book-image

プレゼン=プロジェクターに投影して説明する、といったものは容易に想像できると思います。 特に商談の上で、お客様に納得頂くためにプレゼンする、というのはドラマなどでもよく見かけるシーンではないでしょうか。

でも、電話でお客様に説明したり、社内ミーティングでの発表、上司への相談といったこともプレゼンの1つと考えられるのではないでしょうか。 ビジネスをする上ではほとんどの行為がプレゼンといってしまってもいいかもしれません。

で、なぜこんなことを言ってるかというと、僕自身がこのイベントで登壇することになったからです。

de:code (decode) 2018 | 開発者をはじめとする IT に携わる全てのエンジニアのためのイベント

前職で社外向け勉強会で発表したり、個人的なイベントで発表したりといった機会はありましたが、 このようなサイズのイベントでの発表は初めて。 ということで、プレゼンというものを改めて学ぶために、この本を購入しました。 一応同じ会社に属しているから同僚とも言えるけど、完全に雲の上の方です…!!

この本から、プレゼンを行う前に考えるべき「ビジョン」と「核」について紹介したいと思います。

プレゼンは「ビジョンを作る」ことから始まる

そもそもなんのためにプレゼンするのでしょうか? 例えば自社製品。お客様に説明するときにこんなことを言ってしまうことはありませんか? 「こんな使いやすい機能がありますよ!」「この製品スゴイんですよ!」 これを聞いてお客様はどう思うでしょうか。 きっと「ふ~ん」で終わっちゃうはず。

プレゼンをして伝えたいことって結局これに尽きると澤さんは言います。

  • 相手からどんな行動を引き出したいのか
  • その行動をすると、相手にとってどんなハッピーな未来が待っているのか

そのためには、聴いている人が、「自分のこと」として捉えてくれるようにすることが非常に大事になってきます。 自分に置き換えてプレゼンを聴いてくれないと、他人事となって「ふ~ん」で終わっちゃいます。

自分が語りたいものはもちろんですが、大事なのは「聴衆のリアルな姿」を探ることです。プレゼンを聴いてくれる人がどんな人たちなのかわかっていないと、「自分のこと」として捉えてくれる可能性は低くなるでしょう。

ITプロの方、経営者、などなど。。。その方たちが、どんなことを思って、どんなところで悩んでいるのか?それを想像するのです。 自分の伝えたいことを、聴いてくれる方が自分のこととして捉えてくれると、その方は行動に移してくれるかもしれませんね。

心に残る「核」はなにか

「I have a Dream」 この言葉を聴いて、誰を想像するでしょうか。 アメリカで公民権運動を行ったキング牧師のスピーチの一節です。

キング牧師は「I have a Dream」を核として、そのスピーチをおりなしていきます。

有名なスピーチだと、Appleの創業者、スティーブ・ジョブズの「Stay hungry, Stay foolish」、 CMだと「野菜1日これ1本」とか「10秒チャージ」とか、フレーズを聴いただけでどの製品かわかるし、どういった効果があるかというのがひと目でわかるものがあります。

いいプレゼンには必ず「いい核」があります。

この核を聴いた聴衆は「人に言いふらしたく」なります。 心に残るし、説明もしやすいし、それを初めて聞いた人であればドヤ顔で説明しちゃいますよね。

これって、プレゼンターが「聴き手にとってハッピーな未来」を語っているからです。 「野菜1日これ1本」だと、これを飲むと美容にいいよねとか健康にいいよねとか即座に想像がついて、ハッピーになるだろうという未来を想像させます。かつ人に言いふらしやすい。

そういった核がプレゼンには必要だと澤さんはいいます。

まとめ

核・ビジョンという骨子があって、プレゼンの資料(もちろんPowerpointで!!)作っていくことになります。 そのプレゼン資料を作るコツももちろん語ってくれていますが、それは実際に本を読んでみてください!

おあとがよろしいようで。

今回紹介した書籍をチェック!