ブンデスリーガ・清武選手が見せた「フェアプレー」やっぱりスポーツはこうでなくちゃ!
ブンデスリーガ24節、清武選手が所属するニュルンベルク対ブレーメンにて、「フェアプレーが賞賛される」という出来事がありました。
スポーツって慣れてくると、ずる賢くなってくるところがどうしてもありますが、 こうしてフェアプレーを大事にするのってやっぱり何事も大事だよなって思いました。
ちなみに公式サイトで取り上げられています。 ドイツ語読める方は是非。
スポーツはこうでなくちゃ!
いきなり動画を貼付けましたが、概要はこんな感じです。(引用します)
前半17分の場面。ドリブル突破を試みた清武がエリア内に侵入すると、DFセバスティアン・プレドルのスライディングタックルに遭いボールを弾かれる。判定はCK。だがプレドルと一緒に清武も判定に異を唱えたのだ。2人意見をくみ取った主審は判定を覆し、改めてGKを指示した。 さらに大きな話題となっているのが後半30分の場面。中央からエリア内に走り込んだブレーメンFWアーロン・ハントがDFハビエル・ピノラに足を掛けられたと判定を受ける。主審は迷わずPKを指示。しかし、これに対してもニュルンベルクイレブンのみならず、ハント自身も判定に間違いがあると主張。PKは取り消しとなった。 ブンデスリーガはこれらのプレーを「これこそ本当のスポーツマンシップだ。アーロンとヒロシにサムアップ!」とコメント。ハント自身も公式サイトで「PKを取りににいってしまった。あれは間違った行為だった」と話している。
via:清武らのフェアプレーに称賛の声、ブンデス公式が取り上げる | ゲキサカ[講談社]
清武選手だけでなく、ブレーメンの選手も「自ら有利になる判定に」対して異を唱えています。すごいですよね。
サッカーってボールをゴールに入れるスポーツですよね。
そのためには、ペナルティーエリア内でディフェンスに足を引っ掛けられていないのにこけて「引っ掛けられたフリをする」選手だっています。(いわゆるシュミレーション) だってゴールしないと勝てないから。
サッカーではずる賢いを意味するマリーシアって言葉もよく使われます。 (サッカー以外でも普通に使うようです、知らんかった) 日本人はもっとマリーシア使わなきゃ、とか。ブラジル人選手はよくマリーシア使ってる、みたいに。
野球で言えばボールが体に当たってないのにデッドボールを主張したり。 バスケで言えば相手のディフェンスが体に当たってないのに「いたっ!!」って言ってあたかもファールっぽく見せたり。
長くスポーツをやってくると、だいたいそういうことを**「してしまう」**人は多いのではないでしょうか。
真のスポーツマンとは
自分がしんどいとき、自分に有利になる判定をもたらす為にそういうことをしてしまいます。 それは審判を欺く行為ですし、やっぱり許されたことではありません。
偶然自分から死角になってしまった、とかで審判も感覚でジャッジしてしまったかもしれない。
でもこうして自己申告してくれることで、審判ももっとしっかりジャッジしようってなりますし、信頼関係に繋がってくるでしょう。 そして審判のレベル向上に繋がります。それはリーグ全体のレベルを引き上げることになっていきます。
こうした行為は自分がしんどいときは特にやりづらいこと。
例えば電車で仕事でクタクタになったから席を譲るのをやめちゃった、とか。 目線を変えるとこういうことにも繋がってきますよね。
「やらない理由」というものは探せばいくらでも出てくるもの。そこをどうやって「やる」にするのか。
清武選手とアーロン選手はすごいですね。見習っていきたいシーンでした。
二人にサムアップ! 親指を上げる(Good)って意味らしい。
おあとがよろしいようで。