カメラ超初心者に贈る!(13) 夏だ!花火だ!簡単にカッコいい花火を写そう!
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夏は暑い!そして花火です。 実は以前この「カメラ超初心者に贈る!」シリーズでも花火の撮影方法について書いたことがあるのですが、今年も花火を撮影してみて、「これだ!」と思うものがあったので、その方法について書いてみたいと思います!
前回:カメラ超初心者に送る!(4)超簡単に「カッコイイ花火」を撮る方法!
※前回のエントリでも紹介しましたが、三脚があることで撮影がグッと楽になるので、三脚があるという前提で紹介します※
▼連載一覧はこちらよりどうぞ! カメラ超初心者に贈る! | TRAVELING
露出は低く、シャッタースピードは遅く、絞り(F値)は大きく、ISOは低く
まずはこの4つを抑えておきます。簡単に説明しますね。
露出は撮る写真の明るさを決めるものですね。
参考URL:カメラ超初心者に送る!(5)「露出」って何?
露出を低くすることで「花火以外のモノ」が真っ暗になり、花火だけが写ります。
シャッタースピードはどれぐらい目を開いて光を取り込むかです。 絞りはどれぐらい目を細めて、焦点が合う部分を多くするか、少なくするかです。
参考URL:カメラ超初心者に送る!(1)「絞り」、「シャッタースピード」とは何か?
シャッタースピードが遅い(目を開いたまま)にすると、花火の軌跡が写るようになります。 逆にシャッタースピードが早い場合は花火の一瞬だけが切り取られ、ただの点になってしまいます。
絞りを大きくすることで、焦点が合わないピンぼけ写真が出来るだけなくなるようにします。
ISOは暗い場所でも明るく撮れるようにするものですね。
参考URL:カメラ超初心者に贈る!(2)「ISO感度」、「ホワイトバランス」って何?
ISOが高い場合、明るく写ってはくれますがノイズがひどくなり、ザラザラな写真になってしまうので、低くしましょう。
花開く瞬間を狙え!
以前のエントリでは、シャッタースピードをひたすら遅く、30秒で撮影してみるということを書きました。
それでもキレイに撮れるのですが、30秒で撮影してしまうと、色んな花火が写ってしまって少し冗長な写真になってしまいます。
▲30秒で撮影しました。色んな花火が写ってしまい、なんだかわかりにくい写真に…
なので1つの花火だけを撮れば主役はその1つの花火になり、わかりやすくなります。 シャッタースピードは2秒ぐらいにして、花火が開く瞬間から撮ってみましょう。
といっても、この方法であれば「どこに花火があがるか」ということがわかっていないと開く瞬間が真ん中に来ません。 どこに上がるかわからず、決め打ちで撮っていました・・・が、なかなか難しいです。
ただ、この方法で撮っていると、少し面白い撮り方もあるんだな、ということに気がつきました。
大胆に切り取る
上がっていって花火全部が入ってる、みたいな。
これではよくある写真になるので、あえて花火が切れるように撮ってみるのも面白いです。
▲下半分を切り取ってみる。若干のピンぼけはご愛嬌・・・orz
▲あえて終わりかけの花火を撮ることで、なんかワープしてる風になったり。
大胆に切り取ったり、満開の瞬間じゃなくて終わりかけを撮ったりすると、色んな表情が見えて面白い花火になります!
難しいけど面白い!
夏にしか撮れない写真なので、夏になったら是非とも撮りたい花火。 色んな撮り方をして、自分だけの花火を見つけるのも面白いですね。
夏も後半で花火大会の数ももう少ないかもしれませんが、是非行く機会があれば撮ってみてください!
おあとがよろしいようで。
撮影に使用しました!
Canon デジタル一眼レフカメラ EOS 5D Mark III ボディ EOS5DMK3
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キヤノン 2012-03-22
Canon 標準ズームレンズ EF24-105mm F4L IS USM フルサイズ対応
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キヤノン 2005-10-31