川崎宗則にコミュニケーションの極意を見た!なぜ彼はメジャーリーグで英語が喋れなくても愛される男になれた?
先日、ブルージェイズに所属する川崎宗則選手が逆転サヨナラのツーベースヒットを打ちました。
動画はコチラ。是非ご覧ください。
動画をご覧になった方はわかるかもしれませんが、 「川崎選手が打席に立ったときのファンの熱い声援」 「サヨナラヒットを打ったときのこのチームメートのまるで優勝したのか!?という沸き方!」
メジャーリーグでは突出した成績もないけど、チームメートにもファンにも愛される川崎選手。
そんな川崎選手にコミュニケーションの極意を見た気がします。
日本では人気だったんだけど
[caption id=“attachment_6409” align=“alignnone” width=“620”] photo credit: Justin in SD via photopin cc[/caption]
野球ファンならご存知かもしれませんが、軽く川崎選手のプロフィールをWikipediaから抜粋します。
31歳。右投げ左打ち 鹿児島工業高校→(ダイエー)ソフトバンク→マリナーズ→ブルージェイズ
ソフトバンクではムネリンの愛称で親しまれる。
日本では数々のタイトル・賞を受賞しています。
盗塁王 :1回(2004年) 最多安打 :1回(2004年)
ベストナイン :2回 (2004年、2006年) ゴールデングラブ賞 :2回 (2004年、2006年) セ・パ交流戦 MVP:1回 (2008年) 月間MIP賞:1回 (2008年6月) 月間MVP :1回 (2010年3・4月)
イチローの大ファンで、イチローを追ってマリナーズに海外FA権を行使して移籍(マイナー契約)。 マリナーズを自由契約になるも、翌年ブルージェイズとマイナー契約。
どれぐらいイチローのファンかというのはこのエピソードを見るとわかります。
イチロー の大ファンとして知られおり、イチロー本人から「(川崎は)イチローマニアですね」と言われるほど。 「イチロー(51)の一つ後の番号」という思い入れから、背番号52には強いこだわりを持っており、 ホークス時代は背番号変更を打診されても断り続け、WBCでも52を付けた。 2011年オフに海外FA権を行使してのメジャー挑戦を表明した際にも 「イチロー選手と同じチームを希望しています」と語り、念願かなってマリナーズと契約した。 背番号52は既にジョージ・シェリル が使用していたため61をつけることになったが、 「逆から読めばイチロー。素晴らしい番号をいただいた」とコメントした。
via:川﨑宗則 - Wikipedia
日本では実力・人気を兼ね備えたショートです。
それでもメジャーリーグではメジャー契約ではなくマイナー契約。もちろん知名度はなく、あまり期待はされていませんでした。 先にメジャーに移籍した日本の内野手が通用しなかったのも原因の1つにはありますが。
そして専属の通訳はなし。しかも英語は喋れない。 (なぜ喋れないと知っているかはこの動画のインタビューをご覧ください)
英語も喋れないのに何故彼は愛されるのか?
MLB NEWS : 海外の反応「川崎時代だ!」 川崎宗則を愛する7つの理由
愛されるべきバカ
試合後のインタビューで…
My name is Munenori Kawasaki! I from Japan! I’m japaneeeeeeese!!!! ってインタビュアーからマイクを奪い取って叫んでました。
興奮してたのもあるかもしれませんが、何かもう適当です。アイフロムジャパン!て。
「とにかく前向きに。」 「とにかくひたむきに。」 「いつでも明るく。」 というのはよくある話。もちろん川崎選手もそういう方だと思います。
それだけではなく、僕は更に真面目なバカと感じました。 「恥ずかしい」とか、はたまた時にはくだらないプライドなんかは関係なく、真剣に取り組む。
ヒーローインタビューだってカンペノート?を持参して全部英語で挑む。
そんな真面目に何事も恥ずかしがらずに取り組む姿には人を惹きつけるものがあるのだと思います。
こんなことする野球選手っています!?
この謎の盗塁だって真剣にやってるが故に出たものだと思います!(たぶん…w)
**そんな人には逆に人が「寄ってくる」**のではないかと思います。
全力なら恥ずかしくないから話せる
コミュニケーションが苦手な人は、「相手に話しかけるのが難しい」「仲良くなったらめちゃしゃべる」というイメージがあります。 すなわち自分から喋りかけたりする勇気がない、1歩を踏み出せないというイメージ。
でも、自分が全力で取り組んでいるとそれに魅了された人は喋りに来てくれるはずです。 全力で取り組んでいるから「恥ずかしくない」。 川崎選手を見てると、今を全力で真面目に、そして「楽しんで」いるように見えます。
その結果が例え笑われる結果であったとしても、それをネタに昇華して絡まれる。そして愛される。
もちろん川崎選手自身のメンタルが強いのもあるでしょう。(あれだけ笑われたらw結構キツいのもあるかな、と思ったりも。) それでも、今を全力で生きることが出来たら、コミュニケーションだってどうにでもなりそう。
何事にだって全力で取り組む愛されるキャラであれば、コミュニケーションなんて簡単なもんだ。 そう教えられた気がしました。
今を全力で生きていたら輝くもんなんですね!
By james_in_to on Flickr (Original version)UCinternational (Crop) [CC-BY-2.0], via Wikimedia Commons
似たような有名スポーツ選手には長友選手もいますね。 彼も「イジられキャラ」でありながら真面目にまっすぐに進み、今やビッグクラブのインテルで活躍しています。 参考:「前向きに」「ポジティブに」いるための思考法とは?~『上昇思考』を読んで~
おあとがよろしいようで。