カメラ超初心者に贈る!(5)「露出」って何?
photo credit: Hossein Ghodsi via photopin cc カメラを撮る上で大事な要素というものがたくさんあります。
それが「絞り」だったり「シャッタースピード」だったり、色々ありますが、こちらも重要です。
「露出」
そう、僕はよなよな裸で外を徘徊…そういうことはしないのですが、「露出」というのは写真を撮る上で重要です。
今回は「露出」について説明をしたいと思います!
▼連載一覧はこちらよりどうぞ! カメラ超初心者に贈る! | TRAVELING
まずは比較写真を
説明よりも見て頂くほうが早いと思うので、まずは写真を見てください。
これは、東京にいる友人の@takashingsが大阪に来たので、大阪の有名スポット、ひっかけ橋でグリコをバックに撮った写真です。 (このエントリの為に全然グリコは含めませんでしたが)
そのまま撮った写真ですが、カメラが彼の白シャツを認識して、全体的に写真を暗くしてしまって彼の顔が暗くて表情がわかりにくくなっています。 では、露出を明るくして撮影してみましょう。
どうでしょう?全体的に明るめに撮る設定にした為、彼の顔色もキレイに映っていることがおわかりでしょうか。 明るく撮れたのでものすごく喜んでくれていますね!!
先ほど、「カメラが彼の白シャツを認識して…」と書きました。そう、カメラは自動で明るさを認識するのです。 その場合、思っても見ない明るさの認識をされることがあります。それが先ほどの例のように、彼の白シャツを基準として写真の明るさを決定してしまっているので、全体的に暗い写真が撮れてしまったりします。
明るさを操れ!
先ほどの比較写真でわかるように、基本的にカメラが自動で明るさを決定します。 しかし、被写体となるものが真っ暗でつぶれていたら意味ないですよね。 逆光で人の写真を撮ったのに真っ暗で全く表情がわからないというのがよくありますよね。
明るさの調整はCanonではこの部分です。(kiss x3の場合)
マイナス方向にすると暗めになり、プラス方向にすると明るい写真になります。
+ーのボタンです。
明るさを変えるとどうなるか?夕日の写真で比べてみましょう。
夕日に対して明るさを合わせてみました。夕日以外の景色がほぼ真っ黒になりました。黒つぶれってやつです。
砂浜が写るように写真を明るくしました。うまく全体が写っています。ちょっと夕日の部分が白くなりかけてます。
更に明るくしてみました。砂浜はうまく写っていますが、海や夕日や空が真っ白になってしまいました。白飛びってやつです。
**どの部分を主役にするか?**を考えると、明るめの写真にするか、暗めの写真にするかが決まってくると思います。 上記の写真で言えば「夕日」を主役にするか?「砂浜や海」を主役にするか?ですね。
写真に「感情」をこめる
「あえて」明るい写真、「あえて」暗い写真を撮ることで、写真の雰囲気を出すことが出来ます。
花の写真を見てみます。
上が暗めの写真、下が明るい写真です。 あえて明るめに花を撮影することで、花のキレイな感じ、明るい感じが出ます。
もう1つ例を出します。放置してあった灰皿を撮影。
今度は逆に上が明るい写真、下が暗めの写真です。 放置された灰皿…明るいのって変。こういうとき、あえて暗めに撮ることで雰囲気が出ます。
自分がどういう写真を撮りたいか?を考えたとき、あえて明るめ/暗めの写真を撮ることでもっと写真に雰囲気が出ますよ!!
最後に
絞り・シャッタースピード・ISO感度・ホワイトバランス・そして露出。
この5つを使いこなすことでもっともっと自分の撮りたい写真が撮れるはず。
一見失敗したと思った写真も、見方によってはナイス!であったり、おお!!と思ったけど、のちのちPCで見るとううむ…となる写真。 色々と失敗を積み重ねて進化していくのですね!! 明るさを決める設定も色々あるようですが、それはまた、別の、話。
こちらを参考にさせて頂きました。ありがとうございます!
アサヒカメラ.net|テクニック|露出補正露出 - デジタル一眼レフカメラの基礎知識 | ニコンイメージング
おあとがよろしいようで。